どうも。リオです。
予定はさっぱり消化できていませんが、これから徐々に書いていくことにします。
Vリーグも開幕直前ですので、盛り上げたいと思います!
今回はポジション用語の新常識についてお話します。
WSはもうオワコン?これからはOHの時代?
まだ言い切るのは早い段階だと思うのですが、海外では徐々にWSではなくOHというようになってきました。
第12回アルカディウシュ・ゴワシ記念大会(ポーランド)
決勝戦 vsグダニスク
1-3で敗れ、外国チームでの最高成績タイの準優勝でした。個人賞では、クレクがベストオポジット、僕がベストアウトサイドヒッター(レシーバー)を頂くことができました。
つづく、、、
— Yu Koshikawa (@Yu_KOSHIKAWA) September 18, 2016
JTサンダーズがポーランド遠征時に越川選手が受賞されていた賞名が「ベスト・アウトサイドヒッター」。
つまり、OH(アウトサイドヒッター)が徐々に浸透してきています。
いわゆるレフトアタッカーのことなんですが、最近バレーを見るようになったなら、WS(ウイングスパイカー)というとわかるという人も多いはずです。
ライト側のセッター対角のことを「スーパーエース」と呼んでいましたが、戦術のアップデートにより「オポジット」へと変化していったのは有名な話ですよね。
大昔は「センター」と呼んでいたのもMB(ミドルブロッカー)になっていったり。
このように、バレーボール用語はどんどん新しいワードへと変化していきます。
日本の場合、このような新語のアップデートは本当に遅いです。
特に日本代表やテレビ局がこの辺の対応に遅いので、大変困っています。
どうしてこのような変化をしたのかは、オポジットの選手をWSで登録するような小賢しい国があるからでしょうか(笑)
まあ、それは冗談ですけども。
新しい用語が出てきたら、バレーボールの戦術が刻一刻と変化している証拠
どうしてこのように変化していくのでしょうね。
もちろん、それには戦術が深く関わっています。
世界のバレーボールというのは、「スパイカー全員が一斉に助走していき、多方向からスパイクを打つ」というのが常識です。
「スロット」や「テンポ」の概論が選手達に当たり前に備わっています。いわゆる同時多発位置差攻撃です。
「○○選手がスパイクを決めなければ」ではなくて、スロットでバレーをするというのは世界の常識です。
※スロットについて「e-バレーボールペディア」様より。
セッターの定位置をスロット0とし、そこからレフト側には1m刻みにスロット1~5を設定し、ライト側には同じく1m刻みにスロットA~Cを設定します。
世界のバレーは「誰々が~」ではなく、スロットの位置の差によってセッターが場所(スロット)を選択するといった攻撃の形です。テンポは皆一緒ですからね。
セッターが「○○選手に決めさせる」といった意識ではないので、レフトアタッカーが真ん中のスロットから攻撃したりもします。
たとえば、今季パナソニックパンサーズにやってくる、ポーランド代表クビアク選手のクイックの動画です。
中央のスロットからスパイクを打っていますよね。31(スロット3番からの1stテンポのクイック=31)かな?
OHという用語はバレーペディアにすら載っていない新語です。
でもきっとそのうち浸透するはずです!
そうですよね…?
私はもうアップデートしましたので、今後はOHって言います(笑)