どうも。遅くなってしまいましたが、今年中に何とか記事にします。
準々決勝の堺東レも忘れていません。
試合結果
豊田合成トレフェルサ 2-3 東レアローズ
実況
161225 天皇杯 決勝 合成東レ - Curated tweets by stellakin
試合のポイント:もう全ては第5セット。疲労が増し戦術だけではなく、力vs力勝負になってから
この試合、相変わらず合成のディフェンス・システムは凄いなと思いながら見てはいたのですが。
合成、クイック封じてるねいいぞ。
— リオ@DM解放中 (@stellakin) December 25, 2016
合成は低いクイックについて対応が良くていいよねぇ。昨日のサントも最後まで我慢してほしかったな。。
— リオ@DM解放中 (@stellakin) December 25, 2016
そう思っていたのは、4セット目まで。
5セット目からは戦術とは違った勝負となっていったと思います。
特に5セット目のデュースになってから以降ですね。最終的には本当に力vs力になりました。
記事も5セット目を中心に書いていきます。
マッチポイントを握られた状態からチャレンジ成功。デュースで試合をひっくり返した東レ
このチャレンジも勇気がいるものだと見ていて思います。
「1セットごとに2回」チャレンジを使える国際試合とは違って、日本の場合は「1試合ごとに2回まで」。
チャレンジの使いどころはベンチワークも大変見物です。
この5セット目デュース前の段階で、合成はチャレンジを使いきっていましたしね。
前半であまりにチャレンジを使いすぎていると、この大事な時にチャレンジを使えないということになってしまいます。
今シーズンから始まったこのチャレンジシステムは、そういったところも見所ですね。
合成がマッチポイントを取った段階で、富松選手がクイックを打ちましたが、「アウト」の判定。
これに対して東レの小林監督がチャレンジをします。「ワンタッチあった」と。
実際にボールの軌道が変わっているように見えたので、ワンタッチありそうだなとあとから思いましたが、先に喜んでいる合成メンバーの姿を見て、合成が優勝したのかと一瞬思ってしまいました(笑)
ここから力vs力の勝負が始まる
このデュース中、お互いトスミスもありました。シャットアウトされたこともありました。
ですが、そんなことを言っていられません。目の前の1点を取りに行くだけです。
その時の両チームの集中力は素晴らしく、決勝に相応しい戦いだったと思います。讃えたいです。
最後の最後に力ずくで取りきったのが東レだったということですね。
米山選手の技術が凄くて、興奮しておりました。どんな時にトスが上がっても冷静に打ち込んでいましたし。
この日の藤井選手のセットアップの荒れ模様さは酷かったのですが、それをスパイカーがまだ打てる範囲でやっていたというところが…。
あまりいいところじゃなかったのですが、何とかなっていたのかなと思います。クイックも何本もトスミスしていたので…。
最終的に攻撃力がまだまだな豊田合成の課題
今季の合成、白岩選手を欠いているものの、替わりに入っている山田選手の攻撃力が目につく場面はあります。
ありますが、彼もバックアタックには入らないので、攻撃枚数的にはやはり足りていないと思います。
ここぞの時に、また高松選手のバックローテーションを川口選手に交替させてしまったり、外から見ると、自分達の首を絞めているように見えます。
1、2セットはサーブの効果があまりなく、ローテーションを回して改善できた面があります。
ですが、最終的に力vs力になった時に、戦えるチーム…とまではいかなかったのかなと。
内山選手のセットアップもこの大会ずっとアンテナまで伸びていかなくて、スパイカーがシャットを食らう場面も多かったですけどもね。
この最終セットは、14/15シーズンのファイナル3の豊田合成vsサントリー戦に似ているなと感じました。
その試合も力vs力の勝負でした。
当時サントリーの火力がとても高く、最終的に力で押しきられた試合となりました。
アンデッシュ監督2年目のシーズンで、傳田選手もレギュラーへ定着し今とメンバーがあまり変わっていません。
あの頃と結局変わっていないのかな…というのが少し残念です。
当時より技術も上がっているんですけどもね。
基本的にやっていることは変わっていないのですが、やがて対応されていきます。
どんどん新しいことも仕掛けてほしいですね…確かにディフェンスは他をも寄せ付けないシステムを持っていますけども。
年始後、だんだん疲労が蓄積していきますから、上位進出へ向けて、どう戦っていくのか見物です。