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サーブについてハイキュー!!を交えながら考える

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『現代バレーにおいてサーブは、ブロックという壁に阻まれない究極の攻撃となる』
と、ハイキュー!!では何度も紹介されていますが、ディフェンスを行う上でも強いサーブを打ち込むことが欠かせません。

・強いサーブでサービスエースを取りに行き、そもそも相手にスパイクを打たせない。
・相手のレシーブを乱してスパイカーに不利な状態で打たせる。それをブロックでシャットアウトもしくはワンタッチを取る。
・相手のレシーブを乱してスパイカーにコースに打たせてレシーブで拾う。

など、サーブにはいろいろな役割があり、ブレイクを勝ち取ります。こうしてブレイクを物にしないと、2点差を広げなければラリーポイント制で勝ち抜くことはできません。ブレイク(=連続得点)がなければずっとサイドアウトが続くことになります。今年行われた昨シーズンのVプレミアリーグ男子決勝では、1セット目ではなかなか2点差がつかずデュースで40点まで続きました。※まだニコ生の過去のものに映像が残っているはずです。またはVリーグオンデマンドで見られると思います。

守備と言えば、まずはブロック?ディグ?いや、まずはサーブから

現代のバレーは重要なのはまずはサーブからになってきています。サーブが弱ければ相手の攻撃枚数が4枚以上になり、何人も助走してきてブロック3枚だけでは守りきれなくなるからです。サーブそのものは攻撃だと思いますが、守備をする上でも欠かせないものとなっています。一昔前までは、日本でもサーブは入れていけば、ミスをしなければいいという意識が強かったはずですが、現在はサーブは攻める意識で強いサーブを打ち込むというのが日本であってももはや主流です。

よくテレビ中継で解説の方が「サーブミスしなければ勝てる。自分達がミスしなければ」という論調をしていますが、彼らはもう現役を退いて大分経っていますし、現在のバレーのことはきっとよくわかっていないんです。「サーブを攻めたい」と言う解説者の方は比較的若く、現役を退いて間もない元選手もしくはしっかり勉強されている方なので、そういう人を支持しましょう。何年も前から、目の前で行われているバレーと解説の方の論調は激しくズレています。

ブレイクチャンス

男子代表などでもTO中よく聞かれる言葉になりました。ブレイクチャンスとは、サーブがいい選手が続くローテーションのことで、そのチームによって変わりますがビッグサーバーが連続してサーブを打ちに行く場面のことです。ビッグサーバーは大概OPやWSの選手が多いですが、MBのビッグサーバーも大事だと思います。ハイキュー!!の烏野の場合、ブレイクチャンスを作るとすれば影山と東峰が連続してサーブを打つようにするといいですね。青葉城西でしたら、及川と岩泉のビッグサーバーが連続してサーブを打つローテーションだったのでそこでしょう。今年の龍神ニッポンのチームですと、柳田選手と清水選手が連続してサーブを打つローテーションが一番ブレイクする可能性が高かったですね。

理論上なのでその場面ではなくても選手のサーブ次第でブレイクは取れるのですが、ビッグサーバーを連続させることがポイントです。連続させることでレセプションする側はとてもプレッシャーがかかります。1人凌いでもまた1人とビッグサーブが続くわけですから。勿論さらに人数が増えてもいいわけです。例えばアメリカ、ブラジル、ポーランド、フランス、ロシア…挙げるとキリがありませんが、強豪国の代表チームですと、OP(もしくはS)とMBとWSで3人以上ビッグサーバーが連続する場面があります。MBがビッグサーブを打てるというのは穴にならずブレイクチャンスを継続できてとても大きいことなので、日本でもそういった選手を起用することが求められるようになるでしょう。もはやMBは背が高くて華奢な選手がやるポジションではないわけです。

同じ1点

何事においても、ミスをするな!と日本ではよくなりがちなんですが、サーブミスだけは責めないであげてくださいね。というか、考え方を変えてみましょう。

「サーブミスで失点」ではなく、「サーブ権が移動しただけ(向こうのチームがサイドアウトした)」

威力の弱いコースも甘いサーブが入ったところで、相手はいい状態でスパイクを打ってくるだけですからブレイクすることは困難です(初心者や低いカテゴリーは別ですが)。

相手の強打を浴びても1点、強くコースもいいサーブが相手コートに入らなくても1点。

同じ1点なのです。サーブで攻めにいったのですから、意図を持ってプレーした結果を味方が責めることはほとんどありません。次へと切り換えることができるのです。サーブを攻めに行かずに自責にかられる選手のシーンはハイキュー!!でも描かれています(15巻~16巻参照)。逆に切り替えが難しくなってしまうのです。

何よりもブレイクすることが重要な現代のバレーボールにおいては、サイドアウトで得点が動くことは無視してもいいと思います。何なら24ー24になってしまっても、セットや試合が終わるわけではありません。相手にブレイクされることはよくありますし苦しいですが、自分達がブレイクし返せばいいわけです。それを25点になるまでにやり返す必要があるので、できればブレイクは先行したいところではあります。ブレイクを先行するためにはどうするべきかというと、まずはサーブで攻めることです。何よりもサーブで攻めることは大事です。

サーブが良ければ何でもできる

ビッグサーブがあれば、ディフェンスも凄く楽になります。サーブでレセプションが乱されれ、相手がハイセットをあげるとブロックの的は1つに絞られブロックを3枚つけることができますし、ブロックを抜けたとしてもレシーブに繋げることができます(ハイキュー!!18巻参照)。勿論スパイカーの方が上回り、スパイクを決めてしまうこともありますが、その時は勝負した結果なのでうまくいかなくても切り替えることができるはずです。次のチャンスでまたサーブで攻めればいいわけです。

ビッグサーバーはコートに何人必要?

最低3人(OPとWS2人)。通常は4人以上ほしいところです。5人いたりするチームもあります。日本だとジェイテクトですかね。MB1人以外Sもスパイクサーブです。サーブの威力・コースが申し分ないのが男子JTですけども、JTは今のところ4人ですね。でもJTはジャンプフローターでもコースがいいので侮れません。ブレイクチャンスにビッグサーバーが仕事をしてくれるかどうかがJTの勝敗の行方を左右します(が、ベテラン2人で崩れることがありませんのでほとんど勝っています)。日本が世界と戦うには、高さは劣りますから余計にサーブで崩す必要があります。ブレイクチャンスでビッグサーバーが相手にスパイクをさせない展開はたくさんありましたよね。今後もそれが必要になってきます。

サーブについて、ハイキュー!!15~18巻(それ以降は今後ですが今後も)がとてもおすすめなので、一読されてみてはいかがでしょうか?

↓いきなり全巻でも大丈夫です(笑)

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