Vプレミアリーグ男子16/17シーズン開幕 ファースト・インプレッション – バレーボールのミカタ

Vプレミアリーグ男子16/17シーズン開幕 ファースト・インプレッション

どうも。リオです。

開幕戦を一通り見て、それから今後のシーズンの行方を考えてみようかと思います。やはり開幕前と開幕後は印象も大分違いますし、いろいろ見えたこともあったので、予想に加えて追記のようなイメージで。

結構辛口です。マイナス面もいろいろ見えたので、それを中心に書いていきます。

First Impression of Men’s V Premier League

豊田合成トレフェルサ:完成とは程遠い。

まずそう言っておかなくてはならないです。酷かったとも言えますね。

ディフェンスのみならず、オフェンスも整う=機能するといったことがほとんど見られなかった。それぞれが役割をうまくこなすことができなかったということでしょう。

「これで行けると思っていたのか?」という疑問もありますが、それにしても、例年の豊田合成ですともっと完成度が高かったと思いますので、本当におかしい。

対戦相手のパナソニックがそんなにトリッキーで対応できなかったのか?ということも考えられなくはないですが。確かに去年のパナソニックではなかったですから。

でもどんな相手でも通用するのが豊田合成のディフェンスシステムだと思いますから、修正をしてほしいものです。

オフェンスも、ハイセットは良かったのですが、セットそのものの質はそこまでいいものではなく、イゴール選手も打ち損じる場面が多かったです。

もっとスパイカーが打てるセットをブレずに上げなければ、パナソニックは愚か他のチームにも通用しないでしょう。

せめて去年ほどに調整できなければ、今年優勝は厳しいのではないでしょうか。

攻撃枚数も相変わらず少ないので、国内リーグを甘く見ていないでしょうか。レベルは年々上がっています。

白岩選手がフロント・高松選手がバックローテでサイドアウトが苦しいって、そりゃ当たり前のことです。

もうそろそろイゴール選手にハイセットを打たせて勝ちきるという戦法は通用しなくなるかもしれませんよ。まあ、そうなるといいんですけど。

パナが苦手な「ジャンプフローター」や「バックローテ」を突いてきたので、その対応に手一杯だったようですが、それくらい準備しておくのが当然かと思います。

何よりサーブが1番酷かったので、連続ブレイクで5点差をひっくり返すチームに戻ってほしいですね。

パナソニックパンサーズ:いい部分は出ていたけど、相手に対応されてからが勝負…

正直、相手があの状態の豊田合成だったので、全く参考になりません。他のチームと当たった場合にどうなるかというのがちょっと想像できません。

あの状態の合成よりいいサーブを打ってくるチームはありますし、そこと当たった時にこの試合のようなゲームができるかというと、それは疑問です。

自分達の持てることを普通にやるだけで勝ててしまったんですから、今喜んでいてもただのぬか喜びにしか見えませんよ。

クビアク選手は確かに凄かったんですけど、何よりレセプションが崩されてハイセットの場面で彼が清水選手や福澤選手にいいセットを届けたから…ですよね。

お膳立てしてもらっている感じは否めません。彼の本来の能力は発揮できていなかったと思います。

あと高松選手と白岩選手の前後を入れ替えた時に、3セット目少し盛り返した合成を相手に、ローテを回して白岩選手にジャンプフローターを受けさせるという攻めの姿勢もなかったですね。

対応させると豊田合成がさらに苦しかったはずですが。

深津選手のセットも本当に危なっかしいのは変わっていません。トスがフワッとしたのはいいんですけど、割れたりニアネットだったりして、スパイカーが打ち損じている場面もありましたから。

福澤選手がブラジル帰りといった感じで、成長を見せてくれています。本当に遅い…。

クビアク選手・福澤選手の51、31は要注意です。1stテンポのレフト(スロット5)から、またはバックアタック(大体いつもスロット3)の早い攻撃です。とは言っても、クビアク選手のバックアタックはまだセッターの深津選手が全然使ってきませんけど。

これはそうそうブロックで捕まらないと思います。2枚ブロックを付けられるチームが日本にあるのかな…と。

しかし、それもまたサーブで崩してしまえば良い状態で万全に攻撃には入れませんので、そこをうまくやれるチームが勝てると思いますね。いかにしてサーブで負荷をかけるかに注目してみてください。

東レアローズ:低いクイックは万病のもと

基本的にほとんど去年のままなので、東レはそのまま行けば上位にと思っているのでしょうが、まだまだですね。

クイックが低いのが本当にネックです。MB陣もギリギリで打っていて、セッターは決まればそれでいいと思っているのでしょうか。

修正もあまりなく、その辺はまだ波があるのかもしれませんが、今後を考えると苦しいと思います。

また、サーブで崩して絞り込むディフェンスも、攻撃枚数が多いチームにどこまで対応できるのかというのがわかりませんね。

パナソニックと戦った時に、51辺りはブロックに着けなくなったりするかもしれません。

ブロックがバンチ(中央寄り)ではなくて、スプレッドな(広がっている)ので、51や31の1stテンポの早い攻撃に対して、特にバックアタックに対応できるかどうか。

パナは、いい状態ですと、レフト(スロット5)、バックアタック(スロット3)、クイック(スロット1)、ライト(スロットC)が走り込んで来ます。

東レの現行のディフェンスで通用するかどうか気になるところです。

そして対応に困っている間、点差がいつの間にか開いて最終的には詰んでしまうということもあるかと思います。

ジェイテクトSTINGS:OHが足りなさそうで怖い

開幕戦ではジェイテクトの弱点を引っ張り出すところまでいかなかったので、あまり参考になりませんでした。

それだけ穴の少ないメンバーでかなりまとまっているというのもあります。仕上がっているようです。

そこで1番懸念されるのは、メンバーを1人でも欠いた場合ですね。怪我で離脱などすると厳しくなるかと思います。

OPはついにMBだった袴谷選手もOP登録でしたし、元々去年も出ていた清野選手もいるので層は厚いですが、OHが結構危ういと思っています。

早く浅野選手も戻ってきてくれるといいですね。

でもアウトサイドの火力は十分にあるし、試合を見ていてクイックもブロックを吹き飛ばしていましたし、新セッターも多彩に攻撃を仕掛けてくるといった具合で、今の状態でも十分穴が少ないですよ。

新セッターも困ることがあまりなかったようですが、セットが乱れた時にうまく修正できるかどうか…というのも若干心配ですが、控えにきちんと高橋慎治選手もいますので、ベンチが迷わず替えてくるようであれば、すぐに修正できそうです。

戦ってみないとまだわからない部分ががありますね…ジェイテクトは。

JTサンダーズ:新・助っ人の戦術理解度とサーブ次第

相変わらず、サーブ次第でどうとでもなります。フルセットと言っても、ガス欠さえしなければ恐らく勝てていた試合です。

打数が多かった八子選手とルブリッチ選手が力尽きたような印象でした。セッター交替するまでとした後で消耗したようですし。

あとディフェンスが整ってくるまで少し時間がかかったというのはあったかと思います。

4セット目は劣勢でしたが、粘りのあるレシーブと言われそうな、拾って繋いでが見られました。

OHは越川選手ー八子選手対角の方がディグがよく上がるような気もします。火力を取ると安井選手かなと。

先日紹介したように、本当にバレーがイタリアっぽいですよ。

オリンピックと軽く見ていて参考になった話。これからの日本バレーの戦い方について考える

ルブリッチ選手はバタバタだったのを考えると馴染んでいる方だとは思いますが、もっと詰める必要があると思いました。ディグも結構拾ってくれるのですが、それは彼のボールでは…というのも頑張って拾ってしまうところがあったり。

ブロックが1番危うくて、対戦相手の助っ人相手にブロックを利用されてしまう感じ。経験値の差が出てしまいますね。

跳ぶ位置も、何故かクイックに釣られてしまったりしてライト側へ跳んでいけなくなったり。

その辺はヴコヴィッチ監督がどう料理するのか…。

堺ブレイザーズ:打つ手は足りるのかどうか

堺はもうここ何年もベンチワークで頭を悩ませているような気がするのですが、監督が変わったのにそこは変化がないように思います。

真保監督もコーチから監督になってそんなに経っていませんよね。

セッター交替の件でも触れましたが、せっかく玉宅選手を1年間移籍できたのに、起用の仕方がもう疑問でしかありません。

そこワンポイントのためにわざわざセッターを呼んだの?と言いたくなり。

ウォレス選手は本当に凄いのですが、セットが乱れて打てないことがありましたし。

セッターは佐川選手で定着は良いのですが、やはり困っていたら察知して交替なり修正を促すなりした方がいいかと。

印東監督の貯金のおかげで今の選手達が戦えているようですが…ベンチワーク次第で負けたりしそうですね。

サントリーサンバーズ:どうした?

また柵がサンバーズを襲うんでしょうか…。

本当に、MBは鈴木選手のままで良かったし、OHは柳田選手と栗山選手を交替するべきだったと思います。

スパイクが決まっていないんですから何かを替える必要があるのですが、替えるならより攻撃にアプローチできる選手が良かったのではないかと思います。

セッターの山本湧選手は確かに3セット目替え時があったようにも思うのですが良くなったりと、まだ起用法もよく掴めません。

サーブも5点差をひっくり返すようなチームとは程遠かったですね。

コンセプトというのは、監督もコーチも選手全員も含めて同じ方向を向いていないと戦えないと思います。

勝利を目指す前に戦える状態なのかどうか…そこが気になりました。

まとまりを感じないですよね。

時間はまだありますので、きちんとコミュニケーションを取って、調整してほしいところです。

FC東京:やはり、詰めが甘い。

新たにペピチ選手が入ったことで、火力があって、ペピチ選手・手塚選手の看板が固まると面白くなりそうなチームです。

しかし、やはり詰めが甘い。

ハイセットの精度などもっと上げないと、サイドアウトやトランジションの時に火力の高いスパイカーが打てなければ意味がありません。

良いところもあるのに負けてしまう部分は、やはり決め時にスパイカーが決められないというのがまだあるからですよね。

ブレイクの意識をもっと高く持たないと、他のチームのレベルには着いてこれなくなりますよ。

開幕なのでまだまだ調整するところが多く、逆にまとまっているチームの今後は不安

開幕戦であまりボロが出なかったチーム程、実は危ういのかなと思うこともあります。グダグダしていたチームに関しては残念だったですが。

パナはそのうち崩壊しそうな危うい部分もあります…やはりあそこまで良い状態で戦わせてくれないでしょう。普通。

サーブなりディフェンスなり、何かしらで邪魔されます。豊田合成ですら、次回は同じような展開にしてくれるとは思えません。

ジェイテクトもまとまっていたのですが、これも出来すぎでしょうか。対戦してみなければわかりませんね。

まあ、私も何だか火がついたように良い部分を見て粗探しもしましたが、そこまでやろうと思っているのはやはり「スーパーリーグ構想」があるからです。

今のままではバレーが終わってしまうとどこかで思うんですよね。

何かを変えなくては、もっと上に行かなくては…そういう気持ちです。

そのためには、まず国内リーグのレベルアップというのがとても大事だと思いますし、ファンを付ける・応援してもらうということをバレーチームそのものが考えていかないといけないと思います。

それぞれが応援したくなるチームになってほしいですし、それが代表にも繋がると思います。

また人気が落ちてしまって、若手が目立たせられて苦労してというのはもう見たくはないです。

バレー自体は面白さがあるわけですから、人気を付けて維持していくためにも、調整不足とかやっている場合ではありませんよ!

優勝の行方

ちょっとわからなくなってきました…(笑)

逆にそれが嬉しかったりもしますけども。わからない方が、どこが優勝するんだろうとワクワクします。

しかし優勝するとなると、それなりのバレーのレベルのチームに勝ち上がってほしいです。

コンセプトの古い新しいまでは気にしていなくて、それでも勝つためにやるべきことをやっているチームにやはり優勝してほしいです。

そこまで持って行けるかどうか、ですね。現段階ではまだ何とも。

とりあえず、1レグが終わる…1順してまた書いてみたいと思います。また印象が変わるでしょう。

微力ながら、国内リーグを盛り上げていきたいと思います。