バレーボールのミカタ

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ファンも皆で考えよう。バレーボールの国内リーグ・Vリーグのプロ化をしたらどうなるの?メリット・デメリットを解説

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どうも。リオです。

歴史がついに動き出すかもしれませんね。

静かに成り行きを見守ろうと思ったのですが、いても立ってもいられず、記事を書いてみることにしました。

https://twitter.com/vbm_link/status/777831521067470848

記事を読んで参考に致しました。

今この瞬間動いているのかもしれません。そこでリアルタイムに私の想定できる範囲でプロ化のメリット・デメリットや自分の考えをまとめてみたいです。

Vリーグの現状を考える

そもそもVリーグそのものはプロリーグではありません。選手達は会社員として、中には働きながらバレーボールをしているという環境です。企業スポーツです。

バレーチームを持つような大企業に就職するという形になるので、特に男子は先々の人生を考えて四大卒の資格を取る選手がほとんどです。女子も徐々にそうなってきていますね。また、将来は中学や高校のカテゴリーで選手の指導に関わりたいと教職を目当てに四大卒をする選手もいます。

バレー選手を辞めた後でも家族を養うために社業に専念するということを考えて、四大卒の給料か高卒の給料であるかは大きいでしょうし、企業側も働いてもらうにしても大卒であるかどうかは大きいのです。

男子はもう90年代から大卒で入社し、引退後社業に徹する選手がほとんどで鉄板です。男子は将来的には家族を持って一家を守るということをどうしても考えてしまいますよね。

そして何と言っても、全ての選手が現役時代のバレーチームに残ってコーチや監督ができるわけではないのです。

コーチや監督などのベンチスタッフになるような選手は、現役時代に日本代表に選ばれたりチームのキャプテンをするような選手がほとんどです。

それほどにチームに、そして所属企業に貢献しなければ、コーチや監督にはなれていません。現役引退後、ほとんどの選手が社業に専念することになります。

コーチや監督をするレベルの元選手というのは、元々日本代表クラスの選手ですし、所属企業にとっても日本代表にとってもとても都合がいい存在なんです。そういった人達が今までの日本代表監督です。

日本は監督になるために特別な資格がいるわけではないです。コーチ資格はある程度あるようですが。それでもその時代にいい選手を集めていい成績を残していけば、自動的に監督へと昇格していきます。何かの壁にぶつかることもなく自然と上にのし上がっていき、その後GMをしたり日本代表監督をしたり、そしてやがて日本バレーボール協会の役員になっていきます。

そんな国内リーグの最高峰・Vプレミアリーグで、そのチームに入れたとしても、ユニフォームを着てベンチ入りできるのは14人、レギュラーになれるのはたったの6~8人です。

企業チームが抱えている選手は20名前後、それ以上の場合もありますが、それだけに競争は激しいです。そのプレミアリーグには8チーム在籍できる。バレー選手の中の8チーム×20名ほどしか最高峰のリーグに現役で在籍できませんし、現状プレミアリーグしかテレビ中継されたりすることはありません。

また、企業スポーツですので、選手達が日中仕事をしていますが、海外のプロ選手達はその間もバレーに時間を費やすわけで、当然ながらそこに差は生まれます。

バレーのみをしているという現役のプロ選手は現存で片手で指を折り数えられるくらいしかいません。

以上を踏まえて、Vリーグのプロ化について、メリット・デメリットを考えていきましょう。

Vリーグのプロ化の焦点①「現状のメリット」

  • 就職先の企業が大企業、安泰(勿論過去企業が苦しくなって廃部になった例もありますが)
  • 選手が現役引退後も社業という道を選択できる
  • 衣食住に困らない(寮完備、スポーツ用品の支給、設備が充実)
  • 長年そのシステムでやっているので、システム的に安定

こんなところでしょうか。やはり長年それこそ50年も同じシステムでやってきていますので、システム的には本当に安定していますよね。

プロ化へと舵を切った場合、最初は必ずシステムの不安というのがやはり付いて回ると思います。不便な部分も多々出てくるでしょう。

一番心配なのは選手が現役を引退した後のことですよね。

現状ですと、一旦就職したからにはバレーを辞めたからという理由で社員である選手を退職させるということはできません。

会社に残って働くという選択肢があることは大きいでしょう。

Vリーグのプロ化の焦点②「現状のデメリット」

  • 日本代表選手を企業所属選手から選ぶので、やはり海外から置いていかれている部分は否めない(選手がバレーに費やす時間が短い)
  • 監督は資格もない元選手がエスカレーター式にのし上がり、その中の優勝チームから日本代表の監督を選ぶ(監督はバレーの戦術のアップデートができていない人が多すぎるのに、その中から選ぶ)
  • コーチや監督クラスが海外のことをほとんど知らない。留学経験もないのに、その中から選ぶ
  • リーグ内のチームが少なすぎる(バレーボールチームを持てるような企業は限られている)
  • 選手(特に日本代表選手)が売り物になりがち(イベントに参加した分や売り上げたグッズの取り分はきちんと給料でもらえているのかどうか…プロなら顔写真入りのグッズが売れれば収入が入るはず)
  • 個人のプロ選手は個別にスポーツメーカーや芸能事務所などのスポンサーが着いているけど、数が限られる(何人もの選手がプロになれるほどスポンサー企業はない。今後プロ選手が増えればスポンサーの取り合いになるだろう)
  • 選手の移籍がしにくい(企業間の退職・転職が絡んでくる)
  • 大卒の選手がほとんどで、高卒だと将来的に給料に差が出る(高卒選手がトップリーグを選びにくい)
  • そもそも大卒の選手がプレミアリーグに入るのも狭き門(関東1部リーグの大学トップ選手もプレミアに入れなくて大学でバレーを辞める)

何だかデメリットは挙げるとキリがないと思ってしまうくらいに、現状のシステムは飽和状態というか、システム的にはもう限界を迎えているんでしょうね。50年ですからね。そう思ってしまうのも仕方がないのでしょう。もうオワコンなんでしょうね…。

デメリットの多くは、日本代表へ繋がっていきますね。直結してしまうくらいの大きな問題なのですよ。

東京五輪、そしてその後の五輪で日本が世界から置いていかれることのないよう、強くなっていくということを考えますと、やはりシステムを変える必要があると感じます。

Vリーグのプロ化の焦点③「プロ化のメリット」

  • バレーボールの興行化(今まで以上に選手との交流やイベントなども増えるでしょう)
  • バレーボールチームの地域密着化(地域との関係が密接になり、地域振興へも繋がる)
  • ホーム&アウェイ戦の実現
  • 大企業じゃなくてもチームを持てる
  • チーム数が増やせる
  • チーム数が増えれば、大卒でバレーを辞めてしまうような選手の所属できる枠が増える
  • チーム数が増えれば、コーチや監督などのベンチスタッフへの道も枠が広がる
  • 選手がバレーに費やす時間が増える
  • イベントやグッズ販売などの興行で、プロ選手へ収入がダイレクトに払える
  • 選手の移籍が容易になる
  • 海外挑戦も容易になる。会社を辞めたりプロ選手になったりという手続きが不要になる

などなど。考えるともっと出てきそうですが、最大のメリットはやはり現存する選手にダイレクトに関わってくるでしょうね。

選手自身が広告塔になるのは今も一緒なのですが、人気選手ならば今以上に金銭面は上がるでしょう。スポンサーからのモデル仕事やテレビ出演、イベント開催やグッズ販売、何でも選手自身にダイレクトに返ってきます。

それだけで差が生まれるでしょうが、プレーで人を魅せて人気を得ようと選手自身が努力することにも繋がるでしょう。

地域密着も見逃せない点ですよね。私も地元にバレーチームがあったら嬉しいですし、応援したいですよ。

大企業じゃなくてもチームが持てるというのも結構大きいはずです。チーム数が増えれば、バレーの競技人口も増やすことができるでしょう。
監督もプロ監督を雇うことができますよね。

Vリーグのプロ化の焦点④「プロ化のデメリット」

  • プロ化しただけで日本代表の問題点が全て解決するわけではない
  • 外国人監督を雇っているチームもあるが、プロ化してもそれを維持できるかどうかは不透明
  • 興行として成り立つかどうかの問題もある
  • システムの整備が急務
  • もっとバレーの面白さを知ってもらえるかどうか
  • 選手が引退後の仕事の保証はない

など。将来的な不安要素がまだ大きいかと思います。

チーム存続という面は、身近ですとバスケットボールがプロ化しましたが、そこを多少参考にしながら…という面もまた何とも不安ですね。

選手の将来ですが、今は引退後企業を退職して飲食店を経営したりする選手もいますので、昔よりは企業に残ることが全てではなくなっています。

一般のサラリーマンですら1つの企業で10年働くことがない時代ですし、終身雇用なんて保証はない今の時代で企業にしがみつく必要があるだろうかというところが疑問です。

バレーの選手寿命も延びてきています。トップリーグではなくても、プロ化すればバレーをできるならやり続けるという選択肢ができると思います。選手は呼ばれたチームに行けばいいわけです。

道はいろいろありますし、切り開いていってほしいなと思っています。

以上を踏まえて、私は現在どう考えるかについて書いていきます。

Vリーグのプロ化は、「賛成8割、反対2割」な気持ち

大きくいうと、賛成派です。

やはり今がプロ化に舵を切るチャンスなら、やらないよりはやった方がいいと思うんですよ。

日本代表を見ているだけでも、もう本当に限界だと思ってしまうんですよね…。

賛成なのは基本的に、

「日本ってバレーが好きな人は多い」

と思うんですよ。そういう国だと思うんです。

だから、興行として成り立たない・苦しいということはよっぽど売り出し方が下手でない限り、興行として成り立つと思うんですよね。

テレビでバレーをやってたら見る人って多いなと実感することが多いんです。

バレーが人気ない国ですと、強化へ回すお金もありませんし、国内リーグなどそもそも作れませんしね。

バレーの国際大会の期間だけは…とそこで限定しないで、海外のプロ選手もどんどん入れて面白い戦いが見せられれば、バレーの面白さをもっと知ってもらえればなと。

今のVプレミアで、自分の住んでいる地域にバレーチームがあるというのを知らない人も実は結構いるんです。

それはチーム名に所属企業の名前が入っているからですよね。

地名が入ると面白いと思います。「ああ、地元にチームがあるんだ」と知ることができますよね。

バスケットのプロチームは、結構地元テレビ局にてニュースで取り上げられたりしています。

地元のチームに日本代表選手がいたりすれば、それだけで注目度も上がりますよね。

反対2割の理由は「長い目で見たチームの維持の仕方」「プロ化したら現在のチームがどうなるかが見えてこない」

現状のシステムを1度部分的に壊すことになるわけですから、現存のチームは今のチーム力を維持できるかどうかなどが気になります。

それぞれの企業チームがどう動くかわかりませんが、場合によっては企業チームを残してプロチームへの選手流出などが考えられるでしょう。

そういった流れがスムーズに移行できるのかなと疑問に感じます。

チームまるごとプロ化してくれるととてもありがたいのですけど。

しかしプロ化に反対する企業もあるでしょうし、すんなり移行することができるのかどうか…広告塔の社員を大量放出することになりかねませんからね。

リーグやチームが急激に変化していくのを見ているファンがどう捉えるのかなども…システムの整備が急務です。

草案ですと、どうもプレミアリーグをまるごと一気にプロ化するという内容ではなさそうなので、リーグの2分化などしてしまいそうですよね。

本当に、プロ化したら日本代表が強くなるといいのですが、そう簡単に行くかどうかという面も気になります。

単純に選手はバレーに費やす時間が増えるのはいいのですが、監督などのベンチがいいコンセプトでバレーできるかどうかはまた別の話です。

その辺もプロ監督を雇う必要があるので、監督になるのも制度が必要になってくるかと思います。

しかしそれ以上に現状が逼迫しているのを見ると、「プロ化は怖くない!」と言いたいです。

これ以上この腐ったシステムのまま、次回はまた数10年後にプロ化のチャンスが!と言われると、悲しくなるくらいに遠い未来ですよ。生きている間にプロ化は無理かもしれないと思います。

今は幸い男子も人気が上向きです。とりあえず現在の人気選手が人気を維持してくれれば問題ないでしょう。彼らが現役の間は…となってしまいますが、そこは何とか今後も人気選手を排出できるように手を打ちましょうよと。

ただ、アイドル選手を増やすのではなくて、長期的に増やすべきなのは選手ファンだけではなくて「バレーファン」なんですよ。

チームファンを増やしてもいいですよね。選手が入れ替わっても応援してもらえるような。ただ、チームも存続ははっきりとは言えませんので、やはりバレーファンを増やしたいところです。バレーの面白さをもっと知ってもらう必要があります。

何よりバレーボールが魅力的であることが大事なんです。やはり。

チームも選手もファンの声から目を反らすな!

プロ化が進んでも…そうじゃなくてもなんですが、プロ化すると今まで以上に勝敗がファンを魅了するでしょうし、敗けが込むと応援してもらえなくなったり、厳しい意見も飛ぶようになるでしょう。

本来ならば、今もそうであってほしいところなんですけどもね。今はまだ会社に守られている部分が少なからずあるはずです。いい選手、いいスタッフを集めるのも企業の力がありますからね。

プロ化は評価がダイレクトにチーム、そして選手の耳に届くようになるはずです。

それをプロとして受け止め、現役を続けられるかどうかを真剣に考えてみてほしいのです。

選手も応援するファンもそれなりの覚悟が必要になるかと思います。

Vリーグのプロ化について考えてみてください

こんな感じで…長くなりましたけども、この記事は皆様がVリーグのプロ化について考える1つのきっかけになってくれればと思います。

皆様のご意見も聞きたいですね。

記事の内容は私が考えた範囲でのメリット・デメリットなんですが、もっと違った見方があるはずです。できるだけ多角的に考えたいです。私1人だけでは至らないですし、盲点がとても多いですので…。

好きなものを追いかけると、それだけで優先事項が発生しますから、多角的に公平に物を見るなんて不可能なんです。

TwitterのリプやDM、Facebookページのコメントやメッセージでかまいません。匿名で勿論OKですよ。

どうぞよろしくお願い致します。


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