選手ファンの方こそもっと声を上げていいよと思う話…気付いた頃にはもう引退だよ?

どうも。リオです。

日本女子のオリンピックももう終わり。予選は何とか通過しましたが、決勝トーナメント初戦で破れるという、何とも予想通りの展開が待っていました。

男子のOQTの結果も、ほぼ予測通りでした。ケガ人の量は想像以上でしたけれどもね。

ともあれ、長年バレーファンをやっている私から見て、今回はちょっと考えてみましょうよという提案的な記事を書いてみたいと思います。

歴史は繰り返す…が、繰り返さなくてもいい歴史ばかり

日本のバレー界って本当に同じことの繰り返しを何度もしていているんですね。

実は私が選手個々の能力しか見れなかった時期にも同じようなことは多々あったのです。

特定の選手を持ち上げ人気を得る、
ヒーロー・ヒロインを各試合で作り伝える、
そのヒーロー・ヒロインが肝心なときに不発、
散々持ち上げておいて、その選手達が活躍できなかったことがまるで敗因になったかのような記事が出る、

プレーが悪くても選手を交替しない、
その選手は人気があったりスポンサー企業所属の選手だったり、外すと都合が悪い…など気にしているかのように、
その選手のパフォーマンスが当然良くないので、その選手が悪者に見えてしまう、
それでも交替しない、選手を守らない

選手の個の力に頼ってばかりのバレー、
それでその選手が調子悪ければその選手と一緒にチームが心中

などなど。

ですが、選手が好きだった頃の私はこう思っていました。

「調子が出ないのは目に見えてわかるけど、外されちゃったら可哀想。何も言わない方がその選手が試合に出ていられる」

「良くなかったプレーを指摘したら、周囲に白い目で見られる…友達が減るかも」

「私には黙って応援することしかできない」

十数年前の話なので、我ながら…何も言えない内容ですね。学生時代のことですから(笑)

今は毒舌もいいところですね。「下手」とか言います。

「推しがいないからだ」とかそういうことではないんです。

むしろ好きな選手はいっぱいいますよ。前よりはずっといろんな選手を見ていますからね。

長年見ていたら、「この選手はもっと伸びるし、伸びてほしいからむしろ言っちゃう…」という風になってきました。

選手の人格否定をしているというわけではないんですよ。ダメなプレーはダメ出ししますけれども。

むしろダメ出ししない選手に対しては「伸びしろない」と思っていると同意義ですので。

現状をきちんと捉えられれば、選手のプレーヤーとしての素晴らしさがさらにわかるようになる

いわゆる「盲目」ではなくなったということが大きいのかもしれません。分別がつきますからね。

日本のバレーが転落していく様を見てきたので、嫌でも「悪いところがあるから負けるんだ」と思うようになってきたし、それから必死にバレーと向き合った結果と言えます。

悪いプレーは確かに目につきます。

その瞬間はやっぱり「オイオイ」と思ってしまいます。勝つことに意味があるので。

しかしダメなプレーというのがどういうプレーなのかを理解したら、逆にいいプレーはとても良く目につくようになったんです。

以前よりもずっと選手をよく褒め称えることができるようになったなと実感します。

攻撃参加意識で言ったら、

○ バックローテーションでもバックアタックへ助走する
× 立ちっぱなしで走らない。すぐブロックフォローへ入ってしまう

セットアップで言ったら、

○ スパイカーの打点の高さを活かした、コースを選べるトス
× スパイカーがコースを選べない、強打できないトス

ブロックで言ったら、

○ トスが上がった方へ複数枚が連なる。しつこいブロック
× 安易に1枚ブロックにしてしまう

だったり。

まあ、どれも一概には言えないんですけど、スパイカーもブロッカーも数が多い方が優位というのが現代のバレーであることは間違いありません。

「人数を揃えて相手に対抗する」という視点からだと、助走に入らないスパイカーやブロックに跳ばないブロッカーなど「サボっている」と言われます。

勝つために必要なことができていないという認識になるわけです。

練習を怠っているなどの「サボっている」とはまた違いますよ。そういうことが言いたいのではありませんよ。

選手が鍛練を積んでいることなど、わかりきっていますからね。

勝つためには人数で対抗することが必要

というのは、是非おわかりいただきたいところです。

いいプレーが出たら、さっきまでダメ出ししていた選手でも称えます。当然のことです。

ダメなプレーを見た瞬間は「今のはダメ!」だけど、修正能力がある選手はもっと褒めよう

人間なので、いい時もあれば悪い時もあるものです。それは仕方のない話です。

ですが、選手にアドバイスがあったか、選手自身が「今のはやってはいけないプレーだ」と自覚しているのか、同じ選手でも試合中に修正できるんですよね。

この辺が昔見ていた選手とは格が違いますね。

何なら、昔は海外の選手でも試合中に自信を失ったりして、いわゆる「潰されてしまう」選手というのがよくいたものです。

一旦ベンチに下がってしまったらもうコートに戻って来なくなってしまったり。

ですが、現代のバレーは「試合中に修正する」というのが当たり前です。

勝敗がわかるまではモチベーションを下げる選手がほとんどいません。

よく日本の解説者で「○○選手を潰そうという作戦で…」という話しがあったりしますが、今ではほとんど通用しないですね。

スポーツ全般的にそうですが、「いかに相手の好きなようにプレーさせないか」と妨害することが勝ちに求められます。

オリンピックの卓球やテニス、バドミントンなどのネットを挟んだ競技を見ていて、「自分達の好きなようにプレーしてその後相手がそれを妨害してきた時にどうするのか?」が必要だと思ったんですよね。

それを考えますと、試合中に悪いところを修正してきた選手は勝ちに対するモチベーションが高い選手と言えますし、もっと褒められるべきです。

自分がコート内で何をするべきか、きちんと考えられる選手ということです。

こういう選手は本当に応援したくなります。

そんなところに、選手のファンの人が気付いてほしいなとよく思います。

その為には、まずダメなところに気付いて発信してみるところからやってほしいです。

選手ファンの人がもっとダメ出しもしてほしい

選手生命というのは本当に短いです。代表クラスの選手ですと、10年いませんね。

女子の木村沙織選手は高校の頃から代表にいるのでたまたま長いというだけで、大概は8年間くらいでしょうか。

長いと12年程です。オリンピック2~3大会分になります。

勿論、4年間できればいい方で、2年だったり、戦術や強化プランの変更で1年も活動しない選手もいます。

代表入り早々からファンになったとしても、あと何年代表であるかはわかりません。

若手が伸びてきて、ポジションを奪われるということもあるでしょう。

ケガで思うようにプレーできず、そのまま代表に呼ばれない選手だって出てきますからね。

東京五輪があるから好きな選手をずっと見ていられると思っていては、気が付いたら引退しているということになりかねないと思いますよ。

選手にとっては、今この瞬間が大事なのです。

アスリートとしていられる時間は人生のうちのほんの少しの間です。

引退すれば、社業に専念してしまったり母校の高校の監督などで戻ってしまったりして簡単には姿を見ることができなくなります。

それなのに、選手はうまく強化されなかったり都合に振り回されたりして、とてもとても苦労します。

いいように持ち上げられて、敗因がそのまま好きな選手が活躍できなかったせいになったりすると、納得できますか?

好きな選手とチームが心中という重い責任を課せられて、それでも応援できますか?

ケガで思うようにプレーできず、一生を台無しにするのを見ていられますか?

「もっと選手を大事にして!」とファンがそれくらい言うことがあってもいいと思うんです。

選手に対してだけではなくて、所属チームや協会の強化本部へ言っていいんです。

私は選手の短い間、その瞬間を無駄にしてほしくないです。

後悔してほしくないです。

アスリートとして自分を誇れるようなバレー人生を送ってほしいです。

選手を続けている間ずっと成長し続けてほしいですし、育成や戦術がダメで負けるとか本当に許せません。

ファンにダメ出しされない選手は可哀想だと思う

これはいつどの時代でも思うことです。

アスリートとして見てもらえてないんじゃないかって。

勿論、ダメ出しだけじゃなくて「このプレーが良かった」ということももっと言われてほしいですけどもね。

試合中に修正できた点なども見てくれたら、選手は嬉しいんじゃないでしょうかね?

ファンがチームのコンセプトをきちんと理解してくれたら、勝てた時にもっと嬉しいでしょうし。

応援してくれるのも当然有り難がるとは思いますが、バレーも理解してくれたらとやはり思います。