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ケガをしていても無理して試合に出場するのは素晴らしいことなのかどうか…ハイキュー!!では?

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どうも。リオです。

今回はバレー界でよくあることの問題提起な記事になっております。

そもそも前回書いた記事に引き続き、OQTやWLの国際大会で予見していたことが起こってしまった後、また考えてみようと思ったので記事にします。

そして今回はハイキュー!!を読みながら考えてみたいです。

該当のシーンを振り返りながら、原作者の古舘先生が言いたいのはこういうメッセージなのかなと思った私の解釈になります。

参考:OQTへ向けて。ケガをしていても試合に出場して、それは素晴らしいことなのかどうか

OQTでの男子の惨敗を見た今、このテーマを考えてみてほしい

やっぱりするだろうなと思っていたのですが、ケガがありました。悪化して試合に出られないくらいにまでなりました。

そしてそれでも出場しようと再度コートへ立った石川選手。

当時「大丈夫です。行けます」と監督へ言ったと、それを美談にしようとするマスメディア。

完全にケガを押してまでコートに立っていた柳田選手。

ケガの状況次第ですが、まだ動けるからと無理をしているようにしか見えませんでした。

そして「今バレーできているのが不思議なくらいの足首だ」と実況に言われた清水選手。

それも、美談にしようとしていたマスメディア。

これらは私が今年の龍神ニッポンの活動において1番憤りを感じた部分でした。

一応布石として、「こういうことにはなってほしくない」という思いで前回は書きました。

全て起こりうるだろうなとは思っていましたけどもね。

選手は人間。1度壊れた体は元には戻らない

そう簡単に治るか!というのは本当に思います。

そして怖いのは、大きなケガをした後に元の通りジャンプできるとは限らないですし、ブランクができる分、プレーも安定しなくなっていきます。

選手の中には一時のプレッシャーの中でケガを抱えながら無理矢理試合に出場し、その後ケガが原因で現役を終える選手がいますが、本当にプレーが安定しなくなるんです。

そして他の状態のいい選手にレギュラーポジションを取られて、1試合通して出られないままベンチを温めて、そしてそのまま辞めていきます。

これは長く選手を応援しているファンの方なら、1度は見て体験するのではないでしょうか。

1度壊れた体はそう簡単には元には戻りません。治療には長い時間を要するものもあります。

その間無理をするというのは、選手生命を本当に縮めます。

確かにバレーの試合を人に見せることで運営が成り立つし、ファンの声援に応えようと試合に出なければと気持ちは汲むのですが、「痛みを我慢してまで」出る必要はないです。

本当に何度も言いますが、バレーはチームスポーツなので選手交替で何とかするべきです。

選手交替をしながら戦っていくということを考慮できない監督も、これでは敗因を作っているだけになってしまいます。

我慢の連鎖

日本古来の「スポーツ根性」というものでしょうか。もう古いと思うんですが。

いや、東洋の魔女と言われていた時代やミュンヘンの頃などは、むしろ誰が出ていても何とかできるバレーをきちんとしていたんですよ。だから金メダルが獲れたのです。

北京五輪OQTを勝ち抜いた時もそうでした。控えのメンバーも起用して勝つことができたのです。

「皆痛みを抱えて戦っているんだから」という言葉は悪魔の言葉のように感じます。

キャプテンの清水選手が痛くても我慢して試合に出ているんだから、自分も出なくてはとそういうことが起こっていたと考えられなくもないですよね。

キャプテンが無理をすることで、若手に我慢することを植え付けていたのではないでしょうか。

キャプテンという立場だからこそ、そういったことになるというリスクも考え、自分のことだけじゃなくて周りを見て行動してほしかったところです。

そして代表の試合が終わったからというのは関係ないです。

現役でやっていく限りは、同じチームの若い選手だけではなくて、ファンや代表へ入る前の下カテゴリーの選手達やバレーを始める小さい子供達にもそういったところは見せてはいけないですよね。

日本代表のキャプテンとは、本来そういう仕事です。キャプテンは、独りよがりではダメなんですよ。

ハイキュー!!と選手のケガ

実はハイキュー!!にも選手のケガや人生の選択など様々な場面が登場します。

その中で、私が選んだシーンがこちらです。

  • IH予選敗退後、引退か春高予選を目指すかを3年生が選択するシーン
  •  

ネタバレに少しなってしまいますが、印象的なセリフをご紹介します。

顧問の武田先生が3年生に言った一言です。

「…もしも君達が、無理をすれば将来にも影響してしまう様な怪我を抱えていて、それでも今しかないからとしたならば、僕はきっと止める。一時の感情で動くべきでないこともある

ただ何度でも挑戦できる事ならば、選択肢はあるーーと僕は思っています」

この後、3年生に対して、1月の春高を目指すことへのリスクを伝えています。

選ぶのは選手本人であるということを前提に、それでも「将来こういうこともあるよ」ということを伝えています。

進学を目指すならばその分部活で時間は取られるので差が生まれるということなど。ここで進路に時間を割かないことは5年後10年後にも響く可能性はあると。

これが本来の監督の姿だと思うんですよね。ここの武田先生の言葉が凄くいいんですよ。

ハイキュー!!では3年生はこの時点でケガをしていませんが、それでもリスクをきちんと説明することは指導者として必要だと思うんです。

この場面は、部活動で必要なリスク管理を表現されていると思うんですね。

高校や大学で重傷なケガをしながら試合に出場している選手を見かけると、「優勝したくないのか!」と無理矢理でも出場させているような感じが伝わってきます。

それは指導者のするべきことではないですよね。

現実のスポーツ界で、これほどきちんとリスク管理できているだろうか?という疑問

一般の社会でも必要な「リスク管理(マネジメント)」。

それができていたなら、選手のケガの内容も監督がきちんと把握しているはずですし、石川選手など出たいと言ってしまうような若手をもっと早く止めることもできたと思うんですね。

柳田選手はフランス戦でジャンプするのも精一杯の時間がありました。交替の選択肢はなかったのでしょうか。「交替させようか迷ったが、選手の気持ちを優先した」とか言ってそうですね。

それなら、出場を選んだ選手のせいになりますかね。選手のせいにはしないでいただきたいですと憤ります。

柳田選手や清水選手などは社会人ですから、その辺は自分でよく考えて行動してほしいところなんですが。

ケガをしていても頑張っているところを見せるようとするのは上司である監督がリスクの説明をきちんとしているのかどうかや選手本人のリスク管理が不十分に感じるんですが。

気持ちだけを優先してもいいということはありません。

後々のリスクを考えながら戦っていくということがスポーツ界には必要だと思うんですよ。

部活動でも例外ではなくて、目先の勝利にばかり囚われず、選手の将来のことも考えながら戦ってほしいです。

特に高校・大学は酷いと感じます。

まあ、その前に日本代表がケガをしていても無理してしまうので、自分達もというのが当たり前になってしまうのでしょうか。

それがカッコよく見えるんでしょうか。カッコいいことなんて1つもありません。

ハイキュー!!は凄い

ハイキュー!!は漫画なのですが、本当にバカにしてはいけませんよ。

その後実際にケガをした選手が出てきても、一旦は必ず医務室へと促します。

ともあれ、ハイキュー!!は22巻もあって追っかけるのが辛いと感じるなら、11~21巻までの一気読みもおすすめです。10巻ちょっと。これが春高予選のシリーズになりますから。

もちろんまとめ買いが1番いいかと思うんですが、8巻はIH予選敗退で物語の重要な場面になり、10巻以降がまたいいですし。

ハイキュー!!面白いですよ。↓Kindle版まとめ買い

電子書籍なら、会場へも持ち込めます。私はタブレットを持ちますが、スマホに入れておくこともできますよね。

用語解説がほしければ、公式ガイドブックがオススメです。こちらは単行本。

こちらはガイドブックなのですが、バレー用語解説付です。これがなかなかいいんです。

これはハイキュー!!の中に出てくるだけではなくて、実際のバレーでも使われている用語そのものですから。

観戦に役立つこと間違いなしですかね。











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