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これからの日本代表…海外経験とは言うけれど、本質を見失っているような気がする件



いつもの情報とは別に、最近よく飛び交っている記事に対して、私なりに思ったことを書きます。

記事を読んで、Twitterでブツブツ呟いて…だけだと、情報がそのまま流れていってしまっているような気がします。

垂れ流すというのはずっとやっているのですが、それを元に考えをまとめるというのがこのブログの役割です。

あとから見ると、このブログの内容と未来は同じなのか、違っているのか?

そういったことが気になるようになりました。

ほとんど違っているといいのになと思うようなことも多いです。

ところで、今回は「海外経験」をテーマに考えていきたいと思います。

選手には海外のバレーに慣れる必要がある?

参考:「日本男子バレーに足りない海外経験 組織で取り組むべき支援体制の整備

記事に書いてあるのは、現在日本代表が勝てないのは「高さとパワー」だけではないということや今後のためにも海外経験が必要だという記事ですね。

基本的にはごもっともな記事なのですが。

しかし、ちょっと中途半端でツッコミ入れられていない記事だと思うんですよね。

とても重要な部分が抜けているとような、最後まで煮え切らない記事だなと思ったのが素直な感想です。

全日本が敗因として「高さとパワーに負けた」というのは何年も前からあるテンプレートのような言い回しです。

勿論そこは否定していただかなくては困りますし、バレーがある程度わかるようになると、そんなことを言っているメディアは信用できなくなります。

「高さとパワーに負けた」のではない。とここまで言い切っているのはいいのですが、問題なのはその後です。

 だがネットを挟んで対峙(たいじ)する選手たちからすれば、目の前にそびえる、自分たちよりもはるかに高いブロックに対してどう攻撃すれば決まるのか。日本ではその技術を養うための場が限られている。

 南部監督も就任当初から海外経験の少なさゆえに生じる課題の大きさを提示し、克服するためには海外遠征を積極的に行うべきだ、と強く主張し実行してきた。その成果は顕著で、実際に昨年のワールドカップでは多くの選手が、大会前に海外勢と戦う感覚を養えたことが好成績につながったと口をそろえた。

(中略)

2014年に南部監督が就任し、露呈した課題や、厳しい結果はあった一方で、いくつもの成果もあった。その象徴が、海外遠征を積極的に実施したことと、新たな戦力となる選手を代表の中心に据え、経験を積ませたことだ。

確かにワールドカップ前は海外遠征を増やしていて、試合ばかりしていた印象でした。

OQTの敗因は「海外遠征の時間が少なかった。慣れていなかった」という記事もありました。

ワールドカップでの成功体験を引きずっているようにも思います。

ワールドカップ前に試合ばかりでフィジカルを強化できなかった→OQTでけが人ばかり

私はこういったことが一番気になったんですよ。

試合の時間を多く取ったのはわかるのですが、トレーニングはきちんとしていたのか?ケガをしないような体作りは十分だったのか?

若手を多く起用しましたが、Vプレミアや海外リーグを知っている私からすれば、石川選手も柳田選手も体ができているとは言えません。

ケガをして当然だと思っていましたし、無理をしていいことはないと思っていました。

日本に必要な組織的改革は、まずトップレベルで選手達がきちんとしたトレーニングを行えることだと思いますよ。

海外慣れ以前の問題だと思います。

また、南部監督が一番まずかったのは、スタメンだけで何とか勝とうとしてケガをした選手を起用し続け、動けなくなってしまったケガ人を増やした件です。

そこはかなり反省してほしいのです。

日本では獲得できない技術とは?

日本が海外と比べ、身長やスパイクの威力で劣っているのは確かに間違いないわけですが。

高いブロックと戦うために、リバウンドやブロックアウトは必要不可欠なスキルですよ。確かに。

でも思うんですよね。

なんでその前に体を鍛えないの?って。

高さを出す…もっとジャンプできるように足腰を鍛える。パワーに負けないように腕を太くする。そこからじゃない?って。

日本人だって鍛えれば体は厚くなりますよ。

今のケガをしやすい体のまま技術だけを追い求めるのはどうなの?と思ってしまうんですよね。

技術もフィジカルも同時進行でいかなくては、東京五輪は待ってはくれません。

すぐ海外へなんて簡単に言うもんじゃないよ

海外のチームにしてみれば、迷惑この上ない話ですよ。

自国のリーグが弱いからと海外へまだ動けない若手選手を入れられて育てなきゃいけないなんて、百害あって一理なしです。

チームは優勝したい、賞金がほしいと運営を頑張っているプロリーグのチームですからね。

押し付けがましいお願いをしなくてはならないのですよ。

確かに海外でプレーしたいと希望する選手のために、プレミアだけではなくて大学などもバックアップが必要だと感じます。

留学やレンタル移籍など、そういった道しかないのでは、選手にとって少し酷かなと。

いずれも期間が短いんですよね。技術や戦術習得となると、もっと年単位で行ってほしいものです。

少なくとも、国内リーグの移籍だけでももっと自由になればいいのではないかとも思います。

大学の有能な選手をプレミアリーグで試合させたりももっとあっていいと思うんですけどもね。

監督も記事も国内リーグを悲観しすぎ。国内リーグは今はもっとずっとレベルが高い

せっかく国内リーグはレベルが上がってきているのになと残念に思います。

「今いる選手達で勝つ方法を本気で考えないと…」米山選手のインタビューがよく過るのですが、それには国内リーグのレベルアップが必要なのでは?と強く思うんですよ。

今は同時多発位置差攻撃やトータル・ディフェンスなど、海外でも当たり前にやっている戦術が日本国内でも取り入れられてきています。

徐々にですが、男子はこれが当たり前のようになってくるまでにあと何年もかからないと思うんです。

固執し続ける変われないチームは置いていかれるだけになっていくでしょうけども。

その海外でも当たり前の戦い方が日本でも通常になれば、わざわざ海外へ行く必要があるでしょうか?

十分な国内リーグでの強化に繋がると思いますよ。

また、海外でも当たり前に必要な技術がありますが、それらも通常通りこなせるチームは既にありますしね。

若手選手から戦い方のレベルアップを…

記事の中から、柳田選手の気になるインタビューをご紹介します。

ジュニア代表やユース代表など、年代ごとのカテゴリーでも世界を知ることはできるが、シニア代表になれば比べ物にならないほど視野は広がった、と柳田将洋は言う。

「各カテゴリーでプレーしていた頃は、ただ思い切りバレーをやっていました。でもシニアではブロックのオプションとか頭を使うようになって、だんだん頭と体を連携させてバレーボールができるようになってきた。それは急にできたことではないので、一つ一つ積み重ねたことは、僕にとって大事だったと思います」

 さらに大きな世界を知るために。柳田はこうも言う。

「アマド(アーマツ・マサジェディコーチ)のように、日本の外にいる人が考えていることって、結構面白いんです。バレーも、体の動かし方も詳しい人はバンバン言ってくるし、ただ言うだけじゃなくそれは『より良くするために言うんだ』と口酸っぱく言う。海外で学んだコーチからも同じように言われるので、自分もそういうところに身を置いたらそういうクセもついてくるし、面白い生活ができるんじゃないかな、って思うんです」

 五輪予選やワールドリーグで、選手やスタッフは多くの課題と直面する。それはなかなか解決されずにいる根本的なものも、新たに生まれるものも、数限りなく存在し、すべてを克服するには膨大な時間がかかるように思われるが、課題の数はそれだけ、進化につながる要素でもある。

「ただ思い切りバレーをやっていました」。

今現在もこういった有望な学生が何人もいるわけです。というか、日本の学生カテゴリーはほとんどが個人の能力だけでバレーをしています。

「でもシニアでは…」となってしまうところが残念に思います。

学生カテゴリーとシニアのバレーにはよほど差があるんだと思います。

柳田選手の体感でも「シニアでは頭を使う」ということですから、もっと学生のうちから頭を使うバレーに慣れなくてはいけませんよね。

結局海外へ行くべきなのは、選手達もそうだが日本の監督やコーチなどでは?

海外に対抗できるような戦う術を知らないのはむしろ日本の監督やコーチだと思いますので、彼らが海外へ飛び出して、日本の若い選手達に指導していくという形ができればもっといいですよね。

特に若い世代の選手を持っている指導者の人達が世界を知る必要があると思います。

どこかまだ「世界と戦うには、選手が個の能力を上げれば勝てる」と思っていそうですね。

そういう思考だから、個々に海外へ行けという風になっていくのかもしれませんね。

問題は組織であって、日本代表はこれから組織で戦っていくということをしていくことが求められますからね。

今後を見据えてというなら、まずは豊田合成のような戦い方ができるようになってから海外など考えてみてほしいものです。

全員で戦うこと、組織で戦うこと、選手の能力を活かすこと。

もう「次」はありません。

今こそ強化の本気を感じるような具体的な策がほしいところですね。



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