バレーボールのミカタ

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OQT2016 龍神ニッポン

OQT2016 男子大会 5/31 日本vsポーランド 采配ミスの前にバレーを観る5つのポイント

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今日も観戦お疲れさまでした!リオです。

今日の相手はポーランド。個人的に好きなチームの1つですので、それが日本にやってきただけで心踊りました。

まあ、本来OQTにいるチームではないのですが、ここに来たのが良いか悪いかはまた別として。

世界チャンピョンの名に相応しい戦い方をしてくれました。おかげで感情的になった中国戦とは違い、冷静に分析することができました。

いろいろあるのですが、まずは私のTLをご覧いただければと思います。


大きな采配ミスがあったのは間違いないが、それ以前に敗因はもっといろいろとある

3セット目の大きな采配ミスが見えました。南部監督も痛いことをしてしまいましたね。

それからでもコート内ではブレイクで深津選手が前衛に来てしまう前に何とか追い付こうとしていたのが感じられました。戦えていましたね。

諦めない精神に心を打たれた方も多いでしょう。

こういう姿ですよね。中国戦以上の戦い方ができていたことは間違いないです。

私はこの試合が面白く感じました。バレーを観るポイントをいくつかご紹介したいと思います。

バレーを観るポイント①:何故スタートは柳田選手ではなかったのか

実は既に采配ミスは始まっていたのかもしれませんね。

このチームの中では一番のビッグサーバーである柳田選手をスタートから外す意味がわかりません。

今朝の記事で「サーブを攻めていく」という内容が結構踊っていて、これは柳田選手や石川選手がもっとガンガン打っていくということかなと期待していました。

福澤選手はジャンプサーブではありますが、柳田選手ほど1点が取れるサーブを持っているわけではないですし。

確かに国際試合の経験は豊富で、打点も高いですけど。

結果から見れば、福澤選手は今一つだったことは否めません。打点はいつももっと高いのですが、トスが低かったのでそこもあります。

福澤選手の起用は、中国戦のように余程柳田選手が崩れた時のみの方がいいのではないでしょうか。

福澤選手はバックアタックが得意ですし、攻撃枚数が減ることはありませんからね。

あとMBでスタートが山内選手だったのは、この辺も深く理解はできないのですが、先日バラけていたブロックを修正したいという意味よりは、恐らく試合慣れという意味もあったかと思います。

この辺は「ポーランドにはどうせ勝てないだろう」というのが透けて見えていてちょっと嫌ですね。

それでもコートの中の選手達は精一杯戦っている姿が見れて良かったですが。

バレーを観るポイント②:清水選手が疲弊しきっていた理由

世界最高峰のチームの戦い方が存分に出ていました。いや、強いと言われているチームは必ずと言っていいほどやっています。

清水選手のようなオポジットの選手へ負荷をかけるために、わざとスパイクで狙ったり転ばせてフェイントボールを取らせたりして、攻撃に参加させないようにするのです。

清水選手はどんどん動きが悪くなっていって、3セット目は大分辛そうでした。

こんな時には控えの栗山選手!と思いきってカードを切れないベンチにはガッカリですよね。

しかしこのポーランドの戦い方はどんどん真似していくべきです。お手本ですよ。本当に。

バレーを観るポイント③:中国戦とサーブミスの本数は一緒。では何が違ったの?

本日も16点のサーブミスがあった龍神ニッポン。しかし、前日とは見違えるように戦えていたと感じた人も多いはずです。

では、何が違ったのでしょうか?

答えは、「ブレイクの本数」です。

中国戦と比べ、サーブ権がある状態から、サービスエースを含め、何本もブレイクできたのです。

目に見えて多いのはやはり「サービスエース」ですよね。

また柳田選手のサーブで崩して、返ってきたチャンスボールをトランジション・アタックで決めるというシーンで3点のブレイクがあったり。

一気に試合が面白く感じましたよね。

やはりサーブで攻めることは正義ですし、サーブミスは重要ではないんです。

自分達のサーブから何本ブレイクできるかどうかが1番重要です。

ここで、負けた今日の試合についてネットニュースや記事が出てくると思いますが、「サーブミス○点で負けた」と書いている記事を信頼できますか?

できませんよね。

バレーを観るポイント④:采配ミスは実は1セット目から始まっている

本日実況の新タアナウンサーがローテーションについて「解説」してくれていましたね。

南部監督は3セット目には大きく、MBと深津選手・清水選手の2枚替えと誤って交替してしまうという大きなミスを犯しています。

しかしもっと前から始まっていると私は思います。

まず1セット目、南部監督は深津選手と関田選手のセッター同士の交替をしています。

それについて私の反応は以下。


※ポーランドのミカ選手は、2m越えのWSの選手です。

ブロックのマッチアップを見た時に、ポーランド側レフトからスパイクを打つと、日本のライト側がブロックに跳ぶことになります。

ですので、2mのミカ選手が177cmの関田選手の上から打つことはとても楽になりますよね。トスもよく上がります。

私はブロックのマッチアップを懸念して、ここは関田選手に替えない方がいいのではと思いました。

2セット目。南部監督はスタートから関田選手を起用し、ローテーションを3つ回しました。

2mのミカ選手よりも190cm代のクビアク選手と関田選手のマッチアップを増やすためですね。

しかし、そこに落とし穴が。

ポーランドのアンティガ監督は、ローテーションを2枚回しました。

実況の新タアナウンサーは「ローテーションは回りましたが、1セット目とブロックのマッチアップは同じになります」と解説してくれました。

これの意味はどういうことかというと、2mのミカ選手と関田選手が1セット中ずっとマッチアップしなくてはならないのです。

途中、本当に打たれ放題で、2枚替えを行い、関田選手→栗山選手になってようやくその件が解消されましたが、そのことに気付いてベンチが手を打つのが遅すぎましたね。

そしてアンティガ監督がさすがとしか言いようがありません。

解説者には困ったものです。

ここは、また「高さに負けた」という記事が出ても疑ってみてください。

確かに関田選手の上からスパイクを打たれ続けましたが、そもそもこれも「采配ミス」ですよね?

高さではなく、采配ミスで負けたのです。

そしてさらなる悲劇が…。

バレーを観るポイント⑤:もう1つの采配ミスは「守備固め」

ポーランドに8点も大量ブレイクされた後に、その後柳田選手のサーブで数本ブレイクして点差が縮んだと思ったのですが、そこからさらなる悲劇が訪れました。


ちょっと言葉が足りないので、ここで書き直します。

柳田選手を米山選手に交替です。いわゆる守備固めをしてしまったのです。

ここで、別に交替で入った米山選手自身が良くなかったということではないのですよ。

むしろちょっと中央に浮いたボールをバックアタックしてくれたりもしましたしね。あれはいい判断でした。

米山選手はいいプレイヤーなので、そこはいいんです。しかし、起用のタイミングはまずかったです。最悪でしたね。

そもそも、守備固めで入れた守備のいいとわかっている選手に向かってポーランドがサーブを打つわけがないんです。

当然前衛の石川選手は狙われました。

柳田選手がいた場合は、柳田選手のバックアタックが攻撃パターンに入ってくると思います。

そこから、攻撃の選択肢として、米山選手も入ってくるといいのですが、今のチームはそういった練習はしていないようで、一切使いません。

守備固めに求めているのは「安定したサーブレシーブ」だからでしょう。

しかしそうは言っていられませんよね。

サーブで狙われて、そこから決していい状態ではないのにスパイクを打たなくてはならなかった石川選手は、あのローテーションがどれほど苦しかったでしょうか。

負担を軽くして上げてほしいですし、そのための対角WSですし、他にMBもOPもいますのでね。

こうして2セット目は大差がついてしまったというわけです。

ようこそ、戦術ファンの世界へ…

こうやってバレーを観るともっと楽しめるようになりますよ。

野球やサッカーと同じで、バレーにもきちんと戦術があります。戦術ファンの世界へようこそ…(笑)

最後の3セット目は本当に残念でした。ポーランド相手に勝てるわけないとは思っていても、全く戦えないとは思っていません。

いい試合をして、1セット・2セットは取ったりできたはずです。

ベンチには選手達にきちんと戦える場をつくって上げてほしいですよね。

その辺はきちんとやっているポーランドがやはり強くて凄かったです。

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