まだ「サーブミスが多かった」なんて言っているの?



挑発的なタイトルで失礼しますね。リオです。

しかしまだ多くのメディア(ニュース、記事など)が未だにそんなことを言ってるのがこのOQTを目の前にして残念に思う点ですので、書かせていただきます。

また選手達もそのようなことを反省点としてあげるのはどうかと思うところでもあります。もっとも、こういうことはほとんどの場合で、「言い方の問題」でもあります。

問題は「サーブミスが多かった」のではなく、「強いサーブを打たなかった」

これは龍神ニッポンの今年の初陣であった日米親善試合でも強く感じたことです。「龍神ニッポン始動。アメリカ遠征親善試合5/6分。最速レポート!」より。

この試合、確かに石川選手のビッグサーブについてはあまり良いのが入ってきませんでしたね。

サービスエースそのものがあまり出ていませんでした。

この試合をずっとしばらく観ていた私が感じたのはこちら。

ビッグサーブを心待ちにしながら試合を見ると、負け試合でも試合が面白く感じますよ。

しかし勝っているのにも関わらず、ちょっと途中つまならいのはなぜか。

それはやはり「強いサーブを打っていないから」です。

強いサーブを打っていて入らないと、つい「惜しいな!」と力を込めたくなります。

サッカーで言うと、果敢にシュートを打ったけど、惜しくもゴールを掠めた時のような。

野球で言うと、バッターが打った打球が高く上がり、惜しくもファールだった時のような。

そういった面白さというのもありますよね。感情移入することができるのです。

ルール変更によりサーブがかなり重要になってきたバレーにとって、サーブはもはや試合を決める花形なのです。

清水選手が打った試合を決める最後のサーブを見てどう感じましたか?

強いサーブでサービスエースを取りました。

私は「これを最初からもっと打っていれば!」と思いました。

強いサーブで攻めていけば、2軍3軍のアメリカに1セットを取られることもなかったのです。ストレート勝利できたと思います。

サーブ勝負を見逃すな

メディアもファンも攻めたサーブのミスを責めないであげてほしいです。特に男子ですね。

「入れてけサーブ」でミスすることは良くないです。勿論。

しかし1点を取りに行ったサーブが惜しくもアウトになったら、「いいぞ!次、1本!」という声をかけたいです。私は。

攻めたんだから、入らなかった時は気にせず「次!」と言いたくなります。

先日の黒鷲旗男子決勝。「黒鷲2016男女決勝 代表がいないと思えない程レベルが高い」より。

ビッグサーブの応酬で、これでもかというくらいサーブが力強く、攻めていました。

いいサーブが入っていたJTが優勢でしたが、カジースキ選手もこれでもかという程に毎度1点を狙ったサーブを打ち込んでいました。

決勝の舞台というのはそういったメンタルで戦うことが必要です。

これから始まるOQTというのは、常に決勝のようなメンタルで戦わなくてはなりません。

強いサーブも入らなければ負けてしまう?

確かに、両チームの助っ人はどちらもあまりビッグサーブは入ってきませんでしたけども。

しかしチームですので、コート6人の中の誰かのビッグサーブが入ってくれば試合で優位に立つことができます。

十分勝利することが可能なのです。

元々ジャンプサーブを打つ選手がコートに3人程、しかもビッグサーブと呼べるのはそのうち1人だけ…というチームではサーブで主導権を握りブレイクを量産するという戦い方はできません。

コートの6人の何人もビッグサーブの持ち主で、全員がサーブで攻めていったらどうでしょう。

サーブは試合の主導権を握るための、とてつもない武器です。

そして、それを伝える側がバレーを面白く伝えるには、ビッグサーブに注目してほしいものです。

「サーブミスをしなければ」「入れておけば」という考えは通用しません。テニスもそうですよね?

今後中継も始まってくるかと思いますが、サーブミスに拘らずに試合を見ていただきたいですし、「サーブは入れておけば」という一言がなくなることを祈ります。



PAGE TOP