バレーボールのミカタ

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Vプレミアリーグ男子総括①…それぞれの1シーズン

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あれから1週間が立ちました。私は行ってみたかったバレーボール学会に行けずに家で休養しておりました。今度は行ってみたいなぁと1ファンとしては思うのですが。私はここで引き込もってブログを書いておきます。

まあ、それはさておき、これからはプレミアリーグの1シーズンを辿っていって、ファンな私なりの雑感をここで綴っておきたいと思います。

プレミアリーグは終わりましたが、シーズンというのは5月のGWのいわゆる黒鷲旗・全日本バレーボール大会で終わりになります。天皇杯・プレミアリーグ・黒鷲の国内3冠となるわけです。天皇杯・プレミアリーグを優勝した豊田合成は3冠なるかといったことも注目です。
ちなみに例年は異なるのですが、今年はOQTがあるため、黒鷲に日本代表の選手達は参加しないと思われます。通年そうです。

やっぱり当たり前のことが当たり前にできるチームが優勝する

と、リーグ終わってみるとやはりそう思います。

簡単なことではないのですが、今年の合成に至っては「他を寄せ付けず」ということばがピッタリな優勝だったなと思います。アッパレだなと。

豊田合成に関しては特別なことをしているわけではないんですよね。確かに日本のバレーが30年遅れているという中、近年のディフェンスシステムがありそれに基づいて選手が動けるというのは他のチームにはないものですけど。

そのディフェンスシステムは日本でほとんど利用されていなくて起用されていない点を問題視するべきで、そこから発展しなくてはならない部分です。

勝つために必要な当たり前のことというのは、以前からブログで何度かご紹介させていただいた内容が多いです。
スパイカーが(特に勝負どころで)スパイクを決めること、決められる状態になるまで丁寧にボールを持っていくことがやはり欠かせません。攻撃へ繋げるためのサーブやディフェンス、相手に攻撃させないための攻撃やサーブやディフェンス、それらが整っていることです。

サーブは全員攻めなくてはならないし、守るべきポジションでディグして攻撃に繋げることなどはどのポジションでも変わりません。他にも、
WSであれば、レセプションでサービスエースを取られないことや前衛、後衛でも攻撃に参加することなど。
MBであれば、攻撃に参加することやブロックでシャットアウトやワンタッチで攻撃に繋げるための道を作ることなど。
OPであれば、ディグをしてからでもとにかく攻撃に参加することなど。
Sであれば、スパイカーへ丁寧にセットすることなど。
Lであれば、ただレセプションやディグで中心になることばかりではなく、コート内でコミュニケーションを取ることなど。
ベンチはコート内の客観的に観察し、修正ポイントなどを指摘したりチームとして働くこと。
勿論こればかりではないんですけどね。
基本プレーとして、どのポジションでもレシーブができるのは当然ですよね。そしてチーム全体、コート内だけではなくリザーブの選手に対してもそれが伝わっていることが大切です。

その辺は豊田合成の試合を見ていて、いつも安心して見ていられました。

それぞれのチームを今季見た感想を書いてみたいと思います。4位~6位と7位サントリーについては書いたので、3位以上と8位についてです。

3冠へ向けて…豊田合成

ほとんど揺るがない上に、課題に思えたWSの交替はファイナルにはすんなり修正されているというチームでしたね。イゴール選手ありきなチームに見えがちだったと思いますが、これが他のOPプレイヤーだったとしても合成は優勝することができた気がするんですよね。

それほどにチーム全体が完成形だったと感じました。素晴らしかったです。最も試合中の修正能力が高く、試合中の随時更新されていく戦術にも対応していく強さがあったと思いました。

WSの交替も克服してきたとなると、ほとんど穴がないですよね。

今後黒鷲がありますが、OQTで代表選手がほとんど取られることを考えると他のチームは戦力ダウンする状況だと思いますから、これからはコンディションを整えて、ケガ人を出さずに万全の状態であれば優勝、そして3冠は難しくないと思います。

もうあとは本当に後衛WSのバックアタック…攻撃を参加するようになれば、日本が目指すべきバレーが見えてくるチームになると思います。確かにイゴール選手という凄い選手を擁しています。

シンプルなんですけど、面白いバレーって「サーブでドカン」と「何人も攻撃に参加してくる」。これだと思いますので。

面白いかと言われると、後者の攻撃参加の方が増えてきてくれると嬉しいです。

惜しいとは思えなかったパナソニック

2位まで来たから凄いと言われると…は?といった感じでした。やはり。

パナは合成がイゴール選手頼みだというのは一番言ってはならないチームだと思います。パナにはダンチ選手がいますからね。ダンチ選手は凄い選手なんですが、ファイナルへ向けてギアを上げてきたダンチ選手の力でそこまで来れたというのは否めません。

レギュラーラウンド4位通過→2位は凄い…とはちょっと思えませんでした。ダンチ選手如何で負けたりするのでは、合成に対して何も言えないですよね。

ダンチ選手と清水選手が両方スパイクを決めることでチームが勢いづくのですが、最後はどちらの良さも殺してしまったゲームをしてしまったと思います。特に勝負どころでのセットが雑になりがちで、スパイカーへもっといい状態で打たせるためにセッターやリベロ(だけじゃないけど)が努力するべきだった。

丁寧にセットすることは当たり前なのですが、その当たり前のことができなくては勝てませんよね。

サーブの効果は上がっていたと感じましたし、MBもクイックによく入って高い打点から打てていたのが印象的でした。途中セッターに忘れられないためにも、今後はコース打ちなどしてコミットしても止められないようなクイックを打っていってほしいと思います。

本当に惜しかった東レ

前シーズンが入れ替え戦に回ったりとても内容が良くなかったので、この浮上は内心とても嬉しかったですし、もっと上に行ってほしいとも思いました。それだけに惜しかった。

あと来年もニコラ選手がいてくれたらいいなと思いました。以前長年在籍したデキ選手も素敵だったのですが、勝負どころでチームを鼓舞する姿など、リーダーシップも良くて、ニコラ選手ももっと見たいと思いました。

修正能力が非常に上がっていて、以前までは作戦がハマらないと修正できずに負けてしまうことが多かったのですが、今年は修正できるようになってきました。若いSの藤井選手の成長が大きいなと思いました。それでも天皇杯ベスト4やリーグファイナル3など、勝負どころでセットが低かったり速かったりしてしまうのがとても惜しいんです。

もっと上に行けるチームと感じたので、来シーズンも期待しております。特にファイナル3で肝心な時に修正がうまくできなかったのは課題ですね。クイックも高くなってほしいです。

若いチームにも見えてきた戦い方・FC東京

こちらも前シーズンが酷かったので、今シーズンはどうなるんだろうと思っていたら…という、東レと同じような印象を持ったチームでした。今シーズンは良かった部分がかなり見つかったのではないかと思います。

レギュラーシーズン前半でメンバーの起用を固定できて、故障があっても他の選手が穴を埋めるような層がようやくできてきたというチームにとって大きなシーズンではなかったのかと思いました。

攻撃参加の意識が高く、いろいろなポジションの選手が前衛後衛構わずにどんどんスパイクを打っていく姿勢がとても好感だったんですよね。若さが出てネットにかけてしまったりもするのですが、それでも打っていってほしいです。こういうバレーの方が見ていて面白いですよね、やはり。

ディフェンスもチャレンジマッチで良くなっていた印象です。

来シーズンは今シーズン見つかった形をもっと成熟させて、勝ち星をもっと上げていってほしいなと思います。つまんないバレーをしているチームなんか蹴落として這い上がってほしいものです。

セルジオ選手も来シーズンいてほしいなと思いました。ハマっていたのではないでしょうか。

来シーズンはもっともっと面白いバレーが見たい!

レベルが上がってきているわけです。期待しすぎてファイナルがちょっと残念だったのですが。何故かファイナルへ向かってどんどん面白くなくなるという…レギュラーシーズンでも面白い試合はちゃんとあったので何とも。

日程がキツいのはわかりますが、選手達がもっとコンディションを調整していってほしいです。

特定の選手に頼らないチーム作りが必要

これは本当に思います。オリンピック後は入れ替わりがどうしても激しいです。若い選手達に徐々にシフトチェンジしていくチームが多くなりますから、来シーズンはどんなメンバーなのか今から想像は難しいです。

入れ替わりがあるからこそ、今後は特定の選手に依存せずに勝っていく方法をそれぞれのチームが考えていかなくてはならないし、もっとそういうチームが増えていってほしいと思うのです。

全員が必要…当たり前に聞こえるかもしれませんが、今の日本のバレーでは特定の選手に依存しながら勝負していくという形がプレミアだけではなく日本代表まで変化していないのが残念な点です。

何年かかけて作ってきたチームを、依存してきた選手が去ることでチームを作り直さなくてはならないなんて不合理ですよね?

悪循環を続けているその最たる例が日本代表です。

選手を育てるのは確かに大切ですが、元々システムがきちんとしていれば、選手が入れ替わったとしても戦うことができるのです。

そんなの当たり前のことだと思われるかもしれませんが、それができていないのが日本のバレー界です。

日本のトップリーグであるからこそ、プレミアリーグにはそういった進化を求めてもいいのではないでしょうか?

ファイナル6、結局4位以内でないとチャンスがない気がする…

結局男女共ファイナル3へ進めたのがレギュラーラウンド4位以内という結果でした。

もう「ファイナル6いらなくない?」と思ってしまうのですが、いかがでしょうか。

もう今まで通りに4位以内でプレーオフ、準決勝・決勝でいいような気がします。このシステム2年目で限界を感じてしまいました。

このファイナル6のシステムは前シーズンは面白かったと言えばそうなんですが、今シーズンはさほど。チャンスがこうもないのではファイナル4でいいし、スケジュールも厳しいから選手達へ負担も少ないでしょうから。

そしていよいよほしいね、チャレンジシステム

誤審とか見るともう辛いですよね。1セット、1点が重要な世界ですから、チームへ酷なんです。それが少しても緩和されるなら、チャレンジシステムは本当にほしいところです。

来シーズンには期待したいです。

とまあ、ここまで今シーズンについての雑感です。
次回はもう少し視点を変えて、バレーを見る側として中継、番組を見た時にどう感じるのかなどいろいろ書いていきたいと思います。

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