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Vプレミアリーグ男子 レギュラーシーズン総括②今季のサントリーサンバーズとバレー界の行く末

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私はリーグ始まる前に順位予想などして遊んでいたのですが、わりと意外なと言いますか、そんなチームがチャレンジマッチへ行くことになるなんてそれを書いている時には思いもしなかったのでした。

というのも、サントリーに関しては、去年プレミアリーグ2位のチームです。メンバーが大きく変わったというわけではありません。ベテラン陣もまだ健在で、引退していませんしね。助っ人も変わっていません。ですから、ここまでチーム作りがうまくいかない原因が外から見ていてはわからないのです。最悪、新加入で人気もあるけれど柳田選手や酒井選手は外して去年と同じメンバーで同じバレーをしても良かったはずです。勝つためですからね。しかしどうしてこうなってしまったのか、少し考えてみたいと思います。

去年のサントリーサンバーズ

今シーズンからよくバレーを見るようになった方へ。私が選ぶ去年のベストオブサンバーズはこちらです。

サーブ&ブロックが武器でした

当時一昨年の成績から選手は自信をなくしてしまっている状態からジルソン監督がやってきて1年目のシーズンでした。闘志を持って戦うというのをテーマに、タイムアウト中の指示はほとんどがメンタル的な内容ばかりです。バレーの内容は実に「ブラジルっぽい!」と私は何となくそう思っていました。サーブ&ブロックで決勝まで行ったのです。
相手の豊田合成は去年とメンバーも同じですし、バレーの内容もほとんど変わっていません。しかしサントリーに負けているのです。それなのにどうして…となると思います。

足りないのは安定したセットアップ

今年のサントリーは負ける要素をあげるとキリがありません。その中でも前半酷く苦しんで終盤少し明るい兆しが見られたものがありました。それは「セットアップ」です。リーグ序盤から、セッターの阿部選手が昨シーズンとは違っていると感じました。昨シーズンはとにかくサイドスパイカーの高さを出せていたんですが、今年は低いなと感じることが多かったです。柳田選手も代表に長くいて、サントリーに戻ってきた時に違うなと感じていたとインタビューで言っているようです。
昨シーズンのサントリーならば、サイドスパイカーへは高くてふわっとしたセットが供給されていたので、この辺で苦しむことはあまりなかったのではないでしょうか。
それでも終盤に登場した新人の山本湧選手が最後盛り返してくれたと思います。新人ながらというのは何ですが、セットアップに高さがあるしネットに近くなってしまうことがあまりないので、スパイカーが伸び伸び打つことができるようになったのが良かったと思います。少しでも来シーズンへ向けていい材料を見つけ出すのがサントリーには必要だと思いますから。

サーブ効果率の低さ

プレミアの他のチームはサーブの効果が高いのです。サーブで1点を取るものもそうですし、ディフェンス面でも優位になれる強烈なサーブを打つチームが躍動していったのは明白です。チーム全体としても、サーブ効果率が良くないのは集計に出ています。
スパイクがほとんど決まっていないのも集計に出ていますが、これはセットアップだけではなくスパイカーの技術やコンディションもあると思いますから何とも言えませんし参考にはできないですが、サーブ効果率はリーグ7位とこれは勝つには低い数字なのではないでしょうかと思います。そのさらに下にパナソニックがあるのはちょっと驚きでしたが。

こうして数字を参考にするときはいろいろな面を考えなくてはならないので要注意です。全てスパイクが決まっているからその選手が調子良かったんだとかいい選手なんだとかそういう指標にはなりませんし、数字がいい=勝因にはなりません(先日の東レ堺戦で堺が数字で上回っても勝てなかったように)。勘違いをしてはいけない部分です。
パナソニックのサーブ効果率は良くはありませんが、勝っている時はラリー中のスパイクがよく決まりブレイクできたような…など、そういったことがあったと考えます。試合を見てるとわかることがたくさんあります。

サントリーの試合を見ていて、特にサーブで優位に立てないので、ブロックもどう着いていいのかわからずフロアのディフェンスも連携不足で特にフェイントボールが拾えないなどの弊害がかなりあった印象でした。ブロックも昨シーズンはリードブロックを徹底していたのに今シーズンはブロッカーに「何をやってるんだ」と思ってしまった程です。

チームとして連携不足

チームが練習できる時間がほとんどなかったのはわかります。ワールドカップにサントリーからは5人が日本代表で出ていますしね。さらに新加入の柳田選手や酒井選手を加えて連携していってチームを完成させるなど、なかなか厳しいスケジュールだったと考えられます。
しかし選手達も戦術をきちんと理解していて、去年通りに動くことができれば結果は違っていたはずです。忘れたんでしょうか。特に現在プレミアではチームごとに毛色の違う戦術がまだ存在するので、レシーブ連携面などはいくら酒井選手個人の能力が高くてもどうにもならない部分はあったと思います。短期間で完成を目指すのは厳しかったのでしょうね。それは多少は時間が解決してくれる問題ではあるのですが。

まだチームとして戦術という部分が固まっていないのも大きいのでしょうね。ジルソン監督が今後色を付けていってくれる部分だといいのですが、まだ監督業をやり始めたばかりですし難しかったのでしょう。その辺は同じ外国人監督でも歴が長い他監督達とは異なります。新加入選手達を束ねてまとめるなどはベテラン監督の成せる技のような気もします。

入れ替え戦に向けて

せっかくGAORAで放送してくれるので、最後くらいサントリーらしいバレーが見たいです。去年良かっただけに。

それにしても、今シーズンが悪かったからと言って来季も悪いかと言われると、それはわかりません。東レも昨シーズンはチーム内がゴタゴタして結果入れ替え戦に回りましたけど、今季は現在2位にいますし。そこら辺は来季へ向けて残りはいい試合ができるかどうかや、モチベーションを高めて維持すること、チームとしての練習に時間を取ることなど前向きにやっていくと道は開けると思います。元々レベルの高い選手が集まっていますので。残念に思うファンの方も多いかもしれませんが、これからのチームだと思ってください。

今後の日本バレー界

男子において、トップレベルで「いい選手を集めれば勝てる」という時代はもう終焉を迎えたと言っていいと思います。もう既に戦術の世界です。サーブ戦術からネット際のボールの処理など、基本プレーはできて【当たり前】になってきました。それができないチームは衰退していくしかありません。大学生で代表に呼ばれても、このレベルの高くなってきたプレミアで、基本プレーもできずさらに戦術を理解していなければ選手として通用しないのです。
今後も有望選手がどんどんプレミアに入ってくることでしょう。ですが、基本プレーと戦術理解が低い選手はどんどん落ちていくと思います。そういう世界です。今後チームに必要とされる選手になれるかどうかは本人次第になります。今後どうなっていくのか、是非注目してみてください。


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