バレーボールのミカタ

バレーを気持ちで語らないブログ。「ハイキュー!!」も現物も。年間100試合近く観戦するバレーヲタが語ります。

世界バレー2018 龍神ニッポン

【龍神ニッポン2018】9/19 世界バレー 日本vsアルゼンチンのミカタ。

投稿日:

どうも。バレーヲタのリオです。

少しお日にちが経ってしまいましたが、試合をきちんと観ました。

試合結果

日本 3-2 アルゼンチン

実況

試合のポイント:良いサーバーを揃えて勝負するところまでやっと行けた試合だった。様々な課題は来年以降へ持ち越しとなってしまった

アルゼンチンはVNLでもフルセットで勝利した相手でした。

名将・ベラスコ監督の率いるチームです。

しかし、この試合はアルゼンチンが2セットを取った時点で日本の予選敗退が決定してしまう試合で、日本は3セット目を取られてしまい、勝負には負けましたが試合には勝った…そんな試合でした。

アルゼンチンはコンテ選手やソレ選手などいますが、セッターのデセッコ選手は控えで…とにかく、〇〇選手が!というチームではありません。

3セット目は是が非でも取られたくはなかったのですが、序盤から西田選手→柳田選手のサーブ順が功を奏し、最大5点差ありましたが、それをひっくり返された…。

この辺がですね…私はメンタルだけの問題ではないと思います。戦術に対する個々の選手の意識の差がコート内であったと感じています。

日本の課題は技術・戦術・選手起用…たくさんありますが、まずはS1ローテーションでしょうか…。

S1ローテーションは怖くない!S1ローテーションが回らないのは「攻撃参加意識」の差!

どうしてこうも回らなかったのか…S1ローテーション。

S1ローテーションとは…

ローテーションの話は「OHの2番と5番」の記事でも紹介済みです。

参考:【OHアウトサイドヒッター(WSウイングスパイカー)】のポジション・2と5

↑の記事はゾーンごとに番号が振られていまして、セッターの位置を①とした時に、2番に来るOHと5番に来るOHがいるという話でした。

ローテーション画像

回らなかった「S1ローテーション」のS1とは、S(セッター)が1番ポジションにいる時のローテーション。

つまり↑の画像で見るととてもわかりやすいわけです。

①セッター・藤井選手、②OH・福澤選手、③MB・伏見選手、④OP・西田選手、⑤OH柳田選手、⑥L・井手選手

という並びでしたが、ここでサイドアウトがなかなか取れなかったんですよね。

S1ローテーションというのは前衛にスパイカーが3人並ぶローテーションなわけです。

バックアタックが当たり前な現代バレーは特にライト…OPの前衛後衛はあまり関係がないような状況ですが…本来フロント(前衛)スパイクが1番簡単で、バックスパイク、スパイクサーブとネットから距離がある方が打つのが難しいですからね。

全日本女子はバックアタックの意識が低く、前衛3枚揃ってないと…とかよく言っていますが、それは置いておいて。男子では関係ありません。

前衛3枚はセッターよりも背の高いOPがブロックに跳ぶから、ブロックは高いですかね…。そういうメリットはあると思います。

S1ローテーションが回らなかったのは、攻撃参加意識の差!

龍神ニッポンの場合、OPの西田選手がレフティの選手で、S1ローテーションでは西田選手が唯一前衛レフトから打たなければならないローテーションというのが特徴かと思います。

右利きのOPのチームは、大体S1でもこんなに苦労しません。

レフティの選手がレフトからスパイクを打つというのは、その選手にもよりますが、西田選手は若干苦手意識があるのかな…と感じる部分はあります。

同じレフティのパナソニックパンサーズの清水選手はレフトから打つのが得意ですからね。なかなか止まりませんし。

この試合で気になったのは、ライト側にいるOHの福澤選手が打つ準備ができていなかったことですね…。

そうなってくると、レセプションが乱れた段階でセッターがライト側とクイックに上げづらく、しかも柳田選手はbickに走りたくてもリベロが邪魔で助走を十分に取れない、最終的にはレフトの西田選手しかなく、そこにブロックが集まってきてシャットアウト…。

この状況を観ていると、「西田選手はレフティでレフト打ちが苦手だからローテーションが回らない」という分析にはなりませんでした。

助走に参加しないと、攻撃枚数が確保できません。それによって、相手は選択肢が少なくなるのでディフェンスしやすくなってしまいます。

西田選手に替えて石川選手を投入した段階ではかなりベンチも慌てていましたが、石川選手を入れるとしたら2番OH…福澤選手に替えてライト側に相手の意識を向けさせることが必要だったと思います。

あと柳田選手のバックアタックの助走経路を何とか確保してほしいです。

リベロの選手の位置がカギですが、柳田選手がミスしてしまった場面では明らかに柳田選手が真っ直ぐではなくリベロを避けて斜めに助走して打つに行っていたので…。

サイトだけではなく、MBもネットから離れたクイックに積極的に入ってほしいですしね…。

やはり攻撃参加意識が低い選手がコート内にいるおかげで、S1ローテーションがなかなか回らなかったと結論付けられます。

ブロックは本数はわりと出ていたが、組織的にはまだほど遠い。来年以降の大きな課題となるだろう

ブロックとフロアが連携した組織的なディフェンスをするという面で、特にブロックの技術の低さが日本では言われていますが…。

MBが今回1番ケガに泣いたとは言えますが、それでもスタメンとそうでない選手の差がありすぎて、ケガで抜けられると対応できないというのは困りものです。

というか、スタメンがまともに揃っていたとしてもブロックについては結果が変わるというわけではなかったと思います。

国内にはブロック技術の高い選手はいますから、そういう選手をもっと呼ばないといけないです。

ブロックはこの2年でほとんど解決できなかったので、選手を替える以外ないと思います。

もう少し時間をかければ伸びる可能性のある選手はいますが、可能性はあるというだけで、今いるブロック技術の高い選手をもっと呼ばないと切磋琢磨にもなりませんし…。

危機感を覚えますね…。

攻撃参加意識もそうですが、ブロック技術も「できないから」という割り切りに見えます。

攻撃参加も常に打つ意識を持っていないのがプレーで見えてしまっていて、自分は打てないから打てる人にトスを上げる…という違う意味での割り切りが見えました。

ブロックも今は追い付かないから跳ばない…という謎の割り切り。間に合わなくても跳ぶという意識のなさですね。

選手間でもっと意識の差を埋めないと、個人の成長はあっても、一向にチームとして噛み合うことがないでしょう。

そんな部分を感じた試合でした…。

FIVB試合動画

↑これがS1ローテーションの時でライトが打つ気ないものですね…。

レセプションだけが仕事ではないので…。

まあ、アルゼンチンがそうやって選択肢を減らしているというのはあるんですけど、その術中にそのままハマっていてはいけないということです。

 

3セット目にリベロの古賀太一郎選手がダイビングしてまでボールを取りに行き、意識を失って搬送されるという出来事もありました。

無事で本当に良かったですが…。

 

ともあれ、今年の龍神ニッポンはこの試合で最後となってしまいました…やっとこさサーブで攻める試合が観れたのに。

最後も後味悪い感じだったのがまた残念ですが、フィジカル・技術・戦術・ベンチワーク全てがうまく整わない中、選手達は頑張ってくれたと思います。

采配だけは本当によくわからないなと思いながら、モヤモヤしながら全試合を観ていました。

この辺をうまく解決してくれないものですかね…。

推しの選手だけ出ていればいいのか?強い日本が観たくないのですか?

ベンチには問いたいですが。

選手達個人もまたレベルアップして、来年集まって頑張ってほしいですね…。

-世界バレー2018, 龍神ニッポン

Copyright© バレーボールのミカタ , 2018 All Rights Reserved.