バレーボールのミカタ

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JTサンダーズ Vリーグ15/16シーズン バレーボール 堺ブレイザーズ 天皇杯・皇后杯2015

天皇杯・皇后杯を振り返って…注目した試合②準決勝・JTサンダーズ VS 堺ブレイザーズ

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いよいよ本日決勝ですね。いや、書いている間も決勝戦は始まっています。しかし中継がBSにて録画放送ということで、スコアは追えるのですがこれではと思ったので、先に記事を書きたいと思います。

見ていてハラハラした試合

1、2セットは堺優勢で、これは堺かなぁと思って見ていました。
堺はJTに対してサイドへのブロックを2枚にし、サーブで崩してJTのサイド攻撃をブロックで封じていましたね。当たり前のようにやってきていました。サーブはペピチ選手や石島選手でかなりブレイクできていました。JTはサイドのうまさとサーブの攻勢で食らいついてはいましたが、やはりサイドへ2枚ブロックが着くと、ブロックを嫌がってフェイントが多くなっていました。いいバレーをしていました。
また、JTのディフェンス面でもうまくいっておらず、ブロックはサイドへ2枚着けていたのですがなぜか堺にコースを抜かれ続けていました。ブロック2枚を着けるとしたら、それだけフロアを守る人数は減りますから、できる限りスパイクをブロックの手に当ててスパイクの威力を弱めてディグしていきたいところです。ですが、JTはブロックでなかなか手に当てることはできずにコースを抜かれてしまっていたので、それだけフロアでなかなかディグすることができずに堺にスパイクを決められ苦しかったと思います。

JTのエース・越川優選手に異変が

3セット目、これはもしかしたらストレートで堺かもしれないと思っていたところでした。2セット途中でもコートを抜けていましたが、越川選手に明らかな異変が。普段バックアタックに全力で助走してくるのに助走もしなくて、さらにサーブで打つのもジャンプサーブではなくフローターサーブに切り換えて大きくアウトになる場面もありました。見ている人は皆首を傾げたプレーでした。
すると、JTは越川選手をベンチに下げて安井選手を投入しました。後から見たら、越川選手は足を引きずっていましたし、記事にも股関節に違和感を感じたそうでした。しかしそこから形成が逆転していきました。また、セッターを深津旭弘選手から井上選手へ交替しました。2セット目は終盤20点以降での交替でしたが、3セット目は越川選手と共に深津選手も交替しました。

JTは何が良くなって堺に勝利できたのか?

これは明らかにディフェンス面に現れていました。それまで2枚着けていてもどこかバラバラでコースに着けていなかったのですが、ワンタッチを取れるようになり、さらにフロアも守るべき位置にきちんと配置することができていて堺のスパイクをディグすることができるようになっていったのです。
越川選手がいない分、スパイクはOPのヴィソット選手に集まるようになりました。ですが、ヴィソット選手もそれに応え、スパイクを決めていきました。また、八子選手が好調で、越川選手が抜けた穴を埋めていったのが大きいと思いました。かなりスパイクを打っていたので5セット目になると息を切らしていたりとスタミナに不安が伺えましたけど、最後もサービスエースを決めるという活躍を見せました。一見ヴィソット選手と八子選手の活躍で勝利を掴んだ試合でした。

この試合の真のヒーローは…

実はJT安井選手ではないかと思いました。途中替わった井上選手もスパイカーへ打ちやすいセットを供給していたのも立て直しできた原因だったと思いますが。ブロック、スパイク、ディグ、レセプションにかなり越川選手の穴を埋めていたと思います。目立たないですが、ブロックで堺のサイド攻撃を封じたり、スパイクではワンタッチやブロックを見ながらコースを打っていたのが印象的でした。バックアタックも積極的に助走していましたし、攻撃参加意識も高い選手なんですね。
チームで戦っていますし、こういった場面で立て直しがきくチームというのは強いですね。大事なことはJTというチームは控えの選手が入ったとしても同じように戦術通りプレーすることができるという点ですね。そういうチームを作っているというのが大きいですね。一見控えの選手が入ってもそのまま行けるチームというのは当たり前と捉えがちですけれども、意外と控えの選手が入ってからコンビネーションや守備配置でバタバタしてしまい悪循環になったりするんです。ですが、安井選手や井上選手が入ったとしても、JTは悪くなるどころか凄く良くなりました。
決勝へ向けて、って書いている今真っ最中ですが(笑)、ヴィソット選手や八子選手にスパイクが集まりそうですけども、何とかそこでクイックなども使いつつ攻撃を仕掛けたいと思います。

そして惜しかった堺の課題

JTのディフェンスが良くなり、ブロックが2枚揃っていたりと堺には嫌な展開になったというのはありますが、それでも1、2セットと同じようにサーブで攻めていたら展開が違ったかもしれませんね。3セット目以降サーブが弱くなっていったような感じがしていたので、そこは修正していきたいものですね。
しかしブロックはリードブロックでクイックに釣られずにサイドへ2枚行ったり、そこからディグしてトランジション・アタックに繋げたりするという堺らしいバレーはJT相手に限らず通用する部分だと思いますので、今後へ繋げてほしいところです。勝つためにやるべきことを最後まで続けることですね。手応えがあったと選手のTwitterなどに共通して書かれていたと思いますし、その通りだと思います。応援したくなるチームですね。

個人的にはどちらも強いとリーグが盛り上がるようなチームですから、そんなチーム同士がこんなレベルの高い試合内容を展開すると大変見応えがあって面白かったです。最後試合が決まるまでハラハラした試合でした。こんな試合ももっとテレビで紹介していただきたいものですね。

-JTサンダーズ, Vリーグ15/16シーズン, バレーボール, 堺ブレイザーズ, 天皇杯・皇后杯2015

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