Vプレミアリーグ男子第7週 12/13 – バレーボールのミカタ

Vプレミアリーグ男子第7週 12/13

今週は少し時間が取れないので、試合の詳細はあまり書かず、全体的な雑感だけ書きたいと思います。

【結果】
12/13
堺3ー1JT
豊田合成3ー0FC東京
パナソニック3ー0ジェイテクト
東レ3ー0サントリー

順位(勝ち点)
1 豊田合成(32)
2 パナソニック(25)
3 東レ(21)
4 ジェイテクト(20)
5 堺(18)
6 JT(13)
7 サントリー(9)
8 FC東京(6)

豊田合成の独走が続く。揺るがない強さ

他のチームよりもかなり安定していて、そうそう崩れてくれないチームになっていますね。勝ち点も2位と7点差あるので、かなり優位に立てています。去年は選手が誰かと替わったらという心配もあったのですが、今年は総合力でも勝てていますね。ちょっと交替の際にバタバタしてしまうのが難点ですが。レセプションで乱すと合成もバタバタするのですが、その前にサーブで攻められないチームが多く負けていってしまいますね。唯一勝っているのは東レですか。それもフルセットなので、痛み分けでしかなかったですしね。負けても勝ち点を取れているのは強みですね。

敗けが込んでいるチームはブロックがバラバラなのが気になる

特にJTとサントリーが。両チームとも去年はサーブで崩すところもそうですが、何よりブロックが綺麗に揃っていたんですよね。なのに、今年はサーブで崩すまではいいのですが、その後のプレーが繋がっていかないと思います。この辺はほとんど数字に出てきません。

サントリーの選手がインタビューでどうしてこうなっているのかわからないということも話していたようですが、外から見ていたら、いやそんなことはない…と思います。サントリーなんか、とても【サーブ&ブロック】のチームでしたし。去年の形に戻そうとメンバーだけ入れ替えてみたりしているようですが、メンバーだけ入れ替えても選手が頭で意識していなければ意味がないと思います。その辺はどう詰めてくるのか気になるところです。何より、サントリーは年末年始で去年劇的に良くなっていますから。

JTの方は、シーズン序盤は強いサーブだけで何とかなっていたのですが、後半になってくるにつれてブロックが揃っていないということが尾を引いてしまったように思います。ブロックはリードブロックを徹底し、サイドに2枚着ければ楽になると思いますけども。とりあえず去年は1人くらいクイックにコミットブロックを仕掛けても勝てていましたが、今年はそうはいかないということですね。他のチームのレベルも上がっているのですから。

FC東京は逆にディフェンスよりもオフェンスで、サーブで崩してブロックでワンタッチかけてレシーブで拾うまではいいのですが、そこからのトランジション・アタックでスパイクが決まらなかったりと惜しいところが多いので、トランジション・アタックで精度を上げていくと序盤のように善戦できると思います。あとどんどん打っていくことですね。どこからでもバックアタックを仕掛けたりするとわくわくする試合ができているので、負けが込んでいてもそれだけは続けてほしいものです。

東レやジェイテクトが侮れない

東レは本当に去年とは見違えます。どうして去年からサーブの狙いを徹底しなかったのか…と思ってしまうのですが、サーブで攻めるチームに生まれ変わったような印象です。去年は自分達の狙いに相手を当てはめようとして、それができなければ詰んでしまう印象だったのですが。合成から勝ち星を取ったのは大きいですしね。ビッグサーバーが多いのも大きいですね。OPのニコ選手とWSの2人が。またMBの選手もあまり固定していないようですが、それぞれジャンプサーブだったりフローターに切り替えたりと意図を持ってプレーしています。サーブがいいとブロックが的を絞りやすくなるので楽ですしね。最後ハイセットをニコ選手が処理するという形で非常にまとまっています。

ジェイテクトはとにかく全員攻撃なところがいいですね。誰かに偏るということはあまりなく、そして決め所はきちんと決められるスパイカーが揃っています。そしてやるべきことを皆やっています。フェイントを落とすにしても、相手の誰かを転ばせて助走に入れなくしたりと必ず意図があります。レセプションもディグもいいチームですが、負ける時はブロックがバラバラになるのと、やはりサーブで崩される時にどこへ上げてもスパイカーがいい状態でスパイクを打ていない時ですね。スパイカーの能力が活かせれば使いどころはいいので、あとは高さ…と思ってしまいます。新体制でポジションコンバートもありながらいきなりここまで勝てているのもある意味凄いので、今後も期待したいところです。

実は昇り調子な堺、勝っているけども正直微妙なパナソニック

堺は実はここに来て戦術が体に染み付いてきていて、選手が考えなくてもプレーできる状態になってきているように思います。サーブがいいので楽にブレイクできますし、攻めの姿勢がいいですね。サーブ&ブロックに加えて、様々なスロットから全力助走でスパイクを打ってくる同時多発位置差攻撃が多く見られています。セッターの調子次第で、交替しても立て直せないところが少し痛いんですが、セッターが安定してきているので勝ち星に繋がっていると思います。勝っている時は手が付けられないような勢いで、見ていて楽しいです。歯車が噛み合っているんでしょうね。

パナはこれでいいのかどうか見直してほしいところです。なぜなら、今はまだブロックがバラバラなチームが多いのですが、これが年始後相手のブロックが揃ってきた時に低い速いセットで勝ち抜けるかどうかが疑問です。攻撃が通らないとスパイカーの1人相撲になってしまいそうなバレーです。サイドの清水選手とダンテ選手が決まっている時はいいのですが。ともあれサーブはいいので大量ブレイクできているのは大きいですね。楽にブレイクできることはスパイクを何本も打ち込むよりもサーブで優位に立った方が楽ですからね。年始後どうなるのか見物です。

天皇杯が始まりますね。どこまで見れるかわかりませんが、とりあえず天皇杯も今後のリーグの行方も楽しみです。