バレーボールのミカタ

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バレーボールのテレビ中継を考えよう

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前々から疑問に思っていたことがあるんです。

中継にデータ(数字)って必要なのか?

データバレーを日本が取り入れた時期にデータというものが日本でも重要視されるようなりましたけども、実際は全てがデータ通りなわけではありませんし、海外チームもデータをそこまで参考にしていない…いや、データを今までと違った分析方法を用いてバレーを展開するようになりました。バレーは刻一刻と変化しています。特にディフェンス面ですと、リード・ブロックが主流になりました。スパイク決定率や効果率に拘らず目の前に上がったセットを見てブロックに飛んでいくというブロックシステムです。(リード・ブロックとは:参考「バレーぺディア」様より)
また、数字の出し方も日本は諸外国とは異なっているようです(参照)。技術も戦術もデータの活用法でも遅れを取っています。

しかしテレビの中継スタイルは基本的にあまり変わっていません。革新的なものは、ワールドカップにて「モーションスカウター」と呼ばれるシステムが導入されたことでしょうか。心拍数や選手の打ってた打点の高さ、打球の速さなどを速報で表示してくれていましたね。心拍数は必要なのか…と呆れましたが、女子のみで男子ではなかったです。無意味なことに気付いたのでしょうか(笑)ま、あまり話が膨らみませんよね。だから何なのっていう…。男子では打点の高さやサーブの打球の速さなどが出ていて、こちらはもっともらしい使い方であったのではないかと思います。

テレビ中継だと、リアルタイムスコアだけではなく、スパイクの決定率やブロックの本数なんかを実況の人が話したりします。それを元に解説を少しくれるのですが、話を聞いていても的はずれだった時もあり、中継においてのデータの活用法ってあるだろうにと思ってしまいます。

最高打点が出ている時に、その選手の最高到達点が300cm越えてるのに、実際打点が20cm近く低くなっていても何も言わなかったりとか。それは明らかにセットの高さが低い証拠です。しかもそのためにスパイクをミスっている時に何も言わなかったりとか。解説者として「日本がいいバレーをしている」「日本は強い」という前提で話しているので、どこか都合が悪いことがあってもお茶を濁すくらいしかできないんだと思ってしまいます。
選手がスパイクを打ちづらそうにしていても、「今のはちょうどいい高さですね」と言ったり、苦しい言い分に思えて仕方がありませんでした。

あとモーションスカウターを利用していて気付いたことが、海外選手は別にいつも打点が高いというわけではないということです。日本選手のブロックジャンプ(数字)でも手が届くようなところから打っていることです。日本が「高さとパワーに負けた」という敗因は違っているということの証明ですよね。

データだけで選手やチームを追いかけることの弊害

私がこのブログであまり具体的な数字を書かないのは、データの活用法を多くの人に知っていただきたいからです。試合を見て気になった選手を見つけても、試合はどんどんあるけれども実際にはすぐ観に行きたくても近くではないから観に行けないという人が大半だと思うんです。
ファンサービスはともかく、選手である以上は試合が第一ですからとにかく試合を観に行ってほしいと思うんですね。Vリーグでも大学でも高校カテゴリーでもかまいません。足を運んで応援してほしいのです。今ではインターネットで生の試合が見られるという贅沢な環境もありますしね。Vリーグですとニコ生で全試合放送、大学や天皇杯はUstreamが多いようです(今年の天皇杯はUスト使うかどうかまだわかりませんけど去年は一部見れました)。

ですが、FIVBやVリーグの公式で発表される数字だけを見て満足される方がいて残念に思うのです。「今日はスパイク何本決めた!」とか。「○○選手は今日決定率が低かった。敗因は○○選手のミスが多かったからだ」とか。レセプションの決定率のお話とも少し絡んできます。
レセプションは本来1人でするものではありませんし連携が必ず必要ですから、個人の数字=その選手のレセプションが良くないという評価にはならないと思います。同じ選手でも所属チームごとに守備範囲をどう取るかがまた違いますので。その点ワールドカップ時の日本代表はそれぞれのレセプション能力に見合った連携ができていて選手の能力を殺すことがなかったので、選手個人の数字が良くないという結果にはならなかったと思います。

勿論データを取ることや参考にすることが良くないというわけではありません。ただ【試合を見ながら、データを見て活用する】ということをきちんと捉えてほしいと思うのです。数字のみを見て選手やチームを評価してほしくはないなぁと。

試合を観てナンボです

数字から読み取れることはごくわずかだと思うんです。特に決定率などは、1か0でしかありません。スパイクが決まれば1、決まらなければ0です。レセプション決定率も上がれば1ですし、失敗すれば0です。効果率の場合は失点を加味するので数字が変わってきますが、例え100%であっても試合に勝てるというわけではありません。逆に50%以下であっても、試合に勝つことができる場合もあるのです。事例などは調べたら多々あると思いますよ。(参考:バレーボールマガジン様 レセプション決定率は、勝敗に依存しないのか?)
バレーボールは数字だけではなく実際の試合で奥深いやり取りが行われているのです。その奥深いやり取りの方を中継で解説しませんか?

テレビ中継の役割

そろそろハイキュー!!も技術より戦術的な話が大変多くなってきていますよね。本当にもうハイキュー!!読者さん達がテレビ解説の言っていることと実際の試合に矛盾点があることに気付いていくと思うんですよね。ですので、本当に解説者の方々は恥をかきたくないなら勉強してくださいと切実に思っています。
ただ数字を聞いて「すごいですねー」ではなく、目の前で行われている奥深いやり取りについて説明してほしいものです。数字を実況で伝えるのはどんなスポーツ中継でもありますからいいのですが、問題はそれについてのやり取りですね。
酷いのは、実況アナウンサーの方のバレーの知識が乏しく、点の行き来や選手の紹介だけで1試合終わるという内容のものまであります。

ミスは数えるな。ブレイクを取られた分は取り返せ

ミスを数え始めると負けフラグな気がして試合がつまらなく感じることがあるのですが、皆様はいかがですか?しかし少し考え方を変えるだけでバレーって面白いスポーツだと感じることができると思うのです。

ミス(失点)しなければ勝てる → 2点相手からブレイクを取った方が勝てる

解説の方がミスを数えていって「失点が多いですね、これでは負けますね」という内容しか話さないこともあるのですが、2点ブレイクを取った方が勝つと思えば点数の取り方に注目するようになるし、わくわくしますよね。

何と言っても点数が入っていくのが面白いですよね。スパイクやスパイクサーブが相手コートに刺さる瞬間の方が見ていてずっと興奮しますよね。
負けた試合を見たときに自分達からのミスによる失点が多かったというのはあくまで結果論であって、失点が多くなっていても自分達で取り返せば試合に勝てるのです。

バレーってやっぱり面白いと思わせることができれば、人気復活?

人気復活を切実に望んでいる身としましては、バレーファンじゃない人達でも試合を目にすることがあるテレビ中継が大きいのですが、そこでバレーの面白さを伝えられているかどうかが不安で仕方がありません(笑)
ただ、「バレーは面白いからテレビでやってたら見るよ」という人がいるだけでも有り難いです。けれでも、選手達が凄く頑張っているだけに、中継がバレーの試合を面白くきちんと伝えてほしいと本当に思うのです。私のTLは試合中の実況解説に対するツッコミが溢れていますので…。
バレーの面白さがわかれば、ファンも増えてくれるはず…!と。

まずアニメ・ハイキュー!!セカンドシーズンでついにテンポが出てきたので、テンポの意味くらいはきちんと伝えてほしいものです…。それすら…ですからね。

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