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後からでも観られる!【U23男子世界選手権】動画まとめ&感想

更新日:

どうも。バレーヲタのリオです。

続いて、U23男子です。

U23男子も、春頃にアジア予選(アジアジュニアと呼んだり)を勝ち抜いて、世界選手権(世界ジュニア)へと出場を果たしました。

毎回このアジア予選を通過できるかというと、実はそうではなかったりします。

テストルールがあった、バレー界にとっても重要な大会

この大会には特別なルールが設けられていて、今後のために一旦テストすると。

それに対して各国がどう対応するかは注目されていた大会でした。

参考:JVA公式サイト

以下は引用です。

新試合方式と新競技規則のテスト運用

「第3回世界U-23男子選手権大会」では下記の新しい試合方式と競技規則のテスト運用を行います。

新試合方式

①7セットマッチで、先に4セットを取ったチームの勝利となる。

②セットは最小2点をリードし、先に15点を得たチームが取る。14-14のデュースとなった場合は、どちらかのチームが2点リードするまでセットが続く(例:16-14、17-15)。

③テクニカルタイムアウトは実施されない。各チームは30秒間のタイムアウトを1セットにつき2度取ることができる。

④第2セット、第4セット終了後にコートチェンジを行う。第4セット以降はセット終了ごとにコートチェンジを行う。

新競技規則

①ジャンプサーブの踏み切り・着地の瞬間、サーバーはエンドラインを含むマッチコート内あるいはサービスゾーン以外の場所に触れてはいけない。

②着地が片足だけであっても、最初に触れるのはサービスゾーン内でなければならない。

③サーブを行ったプレーヤーが、着地時にエンドラインを含むマッチコートに触れた場合は反則となる。

以上について、大会前に研究していた記事がこちらです。

参考:「「第3回 U23 世界選手権 2017 における、テストルールについて(前編)」#コラム #volleyball2 #vabotter #バレーボール」バレーボール・スクエア

参考:「「第3回 U23 世界選手権 2017 における、テストルールについて(後編)」#コラム #volleyball2 #vabotter #バレーボール」バレーボール・スクエア

バックアタックのライン踏み越しルールはなかったことになりましたが、15点制4セットマッチとエンドラインの踏み越し禁止は実現されました。

実際の試合は以下です。

U23男子は6位!動画配信まとめ

予選:エジプト 4ー3 日本

予選:メキシコ 4ー0 日本

予選:キューバ 4ー2 日本

予選:ポーランド 2ー4 日本

予選:ブラジル 4-0 日本

5-8位決定戦 日本 4-3 イラン

5位6位決定戦 日本 0-4 エジプト

感想:選手達は本当に頑張ってくれた!しかし、ベンチワークの悪さが残念無念

選手達は本当に腐らずよく戦ってくれました。本当にこれに尽きますよ。

ですが、日本の場合はベンチワークの悪さが本当に目立った大会だったな…と。

ルールが変わることに対し、ベンチがどういう試合作りをしようとしていたのか。

まず、交替の意図がほとんど見えてこないんですよね。

問題となるベンチ采配…2枚替えが15点制ではほとんど無意味

ある一定の点差が付いたら2枚替えをしてみる…これが多かったですね。ほぼ毎セット2枚替えをしていました。

ですが、この2枚替えで全くブレイクできなかったんですよね。むしろリードしていたのに追い付かれてしまったり。

私のタイムラインでも「え?ここで2枚替え?」「2枚替えを必ずやる必要あるの?」といった内容の不満が多かったですし、私もそう思いましたから…。

大会序盤のまだ勝てる試合だった頃から2枚替えの意味について問われてしまっている状態でした。

2枚替えのメリットは前衛にOP選手・後衛にセッター選手を入れるのですが、その分攻撃枚数は減らないしブロックも高くなるので、本来ならば優位に立つための戦術です。

デメリットは、龍神ニッポンでもあったように、セッターのトスの違いによるスタメンの混乱や2枚どちらでも替わった選手の調子が出てこないとコートの中を乱してしまうというのが起こってしまう点です。要するに交替してみないとわからない…博打です。

2枚替えを常時できるチームというのは、戦力に安定感があるチームですよね。替わった選手の実力が劣らない…だったり。スタメンを休ませるために使うのがほとんどです。

とにかくこういった練習期間も短い代表の即席チームでは使いにくい、不向きな戦術と言えます。

2枚替えで追い付かれたりは本来なくさないと苦しいのですが…その辺はデータとして出ていたようで、ベンチも考えたようです。

しかし、その後何を思ったのか、ワンポイントの2枚替えにし、セッターをピンチサーバー・セッターをMBの交替として出してしまう…この辺が問題です。

セット後半になってから、セッターのセットアップが安定しなくなった時に、もう既にピンチサーバーで交替してしまっていたのでセッターを交替できないという事態になってしまったり。

この2枚替えには本当に呆れてしまったのですが。

そこまでして2枚替えをしたかったのか?

交替をすべて使い切る必要はないですよね。何を考えていたんでしょうか?

もう戦っている選手が不憫でなりませんでした。

ここまでなのは、2016年のOQTやワールドリーグ以来ですね。憤りを感じました。

このルールに変わってほしくないとリアルに思った…

エンドライン踏み越し禁止ルールは厳しい…ジャンプサーブが減ったのが残念だった

ジャンプサーブが減った国が多かったんですよね。

最もわかりやすかったのが、イランです。

イランは龍神ニッポン(シニア)と同じアジア選手権で戦っている(直接対決はありませんでした)のですが、ジャンプサーブだった選手がジャンプフローターへ切り換えていたりして、ラインを踏み越さないことに注力しサーブの威力は弱かったんです。

確かにジャンプフローターでも崩すことはできますからね。

日本は着地でラインを踏み越さないようにジャンプサーブを打つ工夫を選手達にさせていて、大会を通してもジャンプサーブの選手が多いチームとなりました。

ですが、ジャンプサーブでサービスエースを取って盛り上がることに見慣れてしまっているので、ジャンプフローターばかりになるのはやはり観ていて迫力がないな…と思いました。

バックアタックのルールが適用になっていたら、もっと悲惨だったでしょうね。

やはり男子でジャンプサーブやバックアタックが減るというのは魅力半減です。

1セット15点まででは、劣勢時の立て直しが難しい

まあ、これは日本の試合を観ていて特に気になった点です。

25点→15点までになった影響が大きく、25点制では20点以降でも5点差くらいならまだ追い付く可能性あるなと思っていたのですが…そういう試合は何度も観ましたしね。

しかし、15点制ですと10点までに同点くらいになっておかないと、追い付けません。

このカテゴリーだから、ジャンプサーブが打ちにくいからというのはあるのかもしれませんが、それにしても…でしたね。

10-12の劣勢であっても追い付ける気がしなかったんですよ。

セッター交替もなかなかしにくいです。

替えのセッターを信頼していても、立て直しのためにそのセットは諦めたりしなくてはならないんだろうか…そう思ってしまうくらいに15点というのは本当にあっという間です。

スタメンからの大胆チェンジというのは難しいのではないかと思いました。

第4セットは落とせませんから、状態が悪いのは早めに察知して対策しないと手遅れになると思いました。

第1セット~第2セット前半で見極め、第3セットで何らかの手は打たなくてはなりません。

そして第4セットで修正が軌道にのっていないと、ストレート負けしてしまいます。

U23男子は負けるときはこの立て直しができずにストレートで負けているケースでした。

15点で終わってしまう分、素早い対応がベンチに求められていくでしょう。

いくら選手の能力が高くても、ポンコツベンチならば負けてしまう…ということが今後増えていきそうですね。

とまあ、いろいろと複雑な要素があった大会でしたが、選手の皆さんは本当にお疲れ様でした…ですね。

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