バレーボールのミカタ

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Vリーグ16/17シーズン 黒鷲旗2017

黒鷲旗 男子ファイナル パナソニックvsJTのミカタ

投稿日:

今日も観戦お疲れ様でした。バレーヲタのリオです。

今年も黒鷲旗の大会はファイナルしか観ることができず…現地に行こうかと何度も思うのですが、なかなか実現できずにいます。

来年は現地で試合を観られたらいいな。

ともあれ、今年はGAORAだけでなく、動画配信もあったんですよ。

スカパー!がなくても試合は見られますよね。

しかも私はFire TV Stickをテレビに刺して、iPhoneからAirPlayでこの動画をテレビで観ていました。

できるものです!しかも全然止まらなかったんですよね。快適でした。

やり方は以下です。

参考:DAZNも大学リーグも海外も!家のテレビでバレーを観る方法まとめ。Fire TV編

さて、久々に試合の記事です。

試合結果

パナソニックパンサーズ 2-3 JTサンダーズ

(23-25、21-25、25-19、32-30、13-15)

実況

試合のポイント:メンバーチェンジをうまく使い戦力を全て出し切ったJTと、主力を休ませられないパナ。采配に明暗

今回の黒鷲は、JTの越川優選手がインドア最後の試合でした。

確かにそんな独特の雰囲気の中の試合となりましたが、観ていて「格別」だとは思いませんでした。いい意味でね。

いつもの決勝、そして終わった後に「これで最後か」と思った程でした。

越川選手には「お疲れ様でした」という声をかけるのも何だか変だなと思うくらいに…ビーチへ行くだけですしね。

まだ現役と思うと、本当の意味での「お疲れ様でした」はまだ先かなと思っています。

それはともかく、この試合は「メンバーチェンジ」が物を言った試合ではなかったかなと思いました。

もちろん両者共にこの日に賭けてきたのは伝わりましたし、戦力も整えて挑んでいるのがわかりましたけども。

第1セット:接戦。2点ブレイクされ2点ブレイクし返し…の繰り返し

久々の記事なので、細かく書いていきたいと思います。

「清水選手は万全じゃない。痛みを抱えて頑張っている」アピールは本当にいらなかったと思いました。

なら、出なくていいじゃん…っていうバレーはいつになったら浸透するやら。

いつまでも主力が抜けると強さを維持できないようなチームを作っているからですね。

パナの1セット目のセッターは深津英臣選手。

パナの清水選手・クビアク選手・福澤選手のサイド陣は、国内リーグではトップクラスの高火力を誇ります。

それを活かせていたかどうかは、序盤から微妙だと感じていました。これが2セット目に尾を引きます。

JTはジャンプサーブで人と人の間を狙い、殴りまくりでした。

久々に山本将平選手がコートでプレーしている姿を見ましたが、天皇杯の頃とは見違えるほどにチームに馴染んでいましたね。

ルブリッチ選手、越川選手にサービスエースが飛び出し、試合を引き寄せます。

ルブリッチ選手も伸び盛りの選手。サーブやスパイクのテクニックなど成長も見られました。

パナも食らいつきますが、最後はピンチサーバーの安井選手がクビアク選手の手前を狙うサーブでノータッチエース。

サーブで終始JTが主導権を握っていました。

第2セット:恐怖の白帯ブロック再び…パナはたまらずセッター交替へ

JTはサーブでプレッシャーをかけ続けていました。

ただでさえクイックの少ないパナですが、サーブで攻められて苦しくなり、セッターがトスをサイドへ上げ急いでしまったんですね。

そしていいトスの来ないOHのクビアク選手、福澤選手が機能しなくなってしまったのです。

白帯ブロック直後のJTベンチの声がそれを物語っていて、ヴコヴィッチ監督はOHとのセットアップの合わなさに気づいていました。

そこで「クビアク選手と福澤選手はもう打ってこない。清水選手にどのように対策するか」という会話を盛んに促していました。

特にbickの具合が悪く、「白帯ブロック」というのは、福澤選手が思いっきり打ったbickがネットに思いっきりかかった場面のことです。

トスが低くなり、スパイクがネットを越えずに、ネットにブロックされてしまった…という具合です。

クビアク選手もトスが低くなり、ネットを越えなかった場面がありましたしね…。

この辺はセッターの深津英臣選手が自分からスパイカーとコミュニケーションを取ったり、ベンチから指示を受けたりしなくてはなりません。

しかし、ここでパナベンチは動きました。

深津英臣選手から関田選手を投入しましたね。早い対応は良かったです。

まだ諦める点差ではなかったはずですが、それでも交替ということはもうセットを合わせてスパイカーの能力を引き出すしかないとパナベンチが判断したということでしょう。

JT側はというと、

5点差以上あるというのに、2TTOであっても「気を抜くな。今は競っている状態だと思え」の指示。

確かにパナは関田選手とスパイカーが合ってきて、火力が戻りつつありました。

さらに清水選手、福澤選手に替えて、渡辺選手、久原翼選手を投入。休ませたりもしていました。

しかし、このセットはついてしまった点差が離れずセットを失いましたが。

第3セット:クビアク選手が孤軍奮闘する場面も…雰囲気は悪い中、セットを取り返したパナ

セッターは関田選手のままスタートしました。

3セット目くらいになると、福澤選手がレセプションで崩されていたのをクビアク選手と永野選手の2人でフォローに入るようになったので、レセプションがセッターに返り始めます。

エースを取られたりするという最悪の事態は防ぐことによって、かなりパナは楽になったでしょう。

さらに、関田選手のふわっとしたセットアップによってサイドの火力が戻ってきましたからね。

そのわりに、レセプションは楽になって攻撃に参加できるはずの福澤選手にはトスがどんどん上がらなくなっていったので、これはいかに…と思いましたが。

ちょっと福澤選手がいるのかいないのかわからなかったくらいでしたね…。

JTは20点以降に5点差が詰まらないと判断し、選手をどんどん入れ替えました。

深津旭弘選手を井上俊輔選手、山本将平選手を吉岡選手、越川選手を安井選手へと交替しました。

早めの段階から凄く入れ替えましたよ。

今日が最後の越川選手まで…!というのも、きちんと越川選手を思っての采配だったでしょう。

こういうところが日本の監督さんとは違いますよね。

セッターの井上選手が入って1本目に越川選手のbickを使ったのも印象的でした。

井上選手はおそらく越川選手が次交替だということを告げられていて、1本目何としてもトスを越川選手へ送り届けたかったんじゃないでしょうか。と、何となく勘ぐってしまいました。

第4セット:デュースの接戦。息を吹き返した清水選手

もう、意地でもクビアク選手は清水選手にトスをあげるんだな…と思ってしまいましたが、それでもそれに応えた清水選手。

打点が下がりつつあったので、もう足に痛みが来ているのかなと思ってしまうほどでしたが、終盤にスパイクを決めていってくれました。替えても良かったはずですが。

気になったのは、永野選手とクビアク選手がハイセットを上げようとして衝突した場面ですね。

それまで2本ほど永野選手のハイセットが荒かったので、クビアク選手が見かねて自ら取りに行ったんですよね…。

清水選手がJTブロックの間にスパイクを打ち込んでいきました。

JTはそれによって、清水選手へのブロック対応に悩まされていきます。

JTは元々ストレートを閉めてクロスをディグする方針でディフェンスの形を作っていました。

清水選手はストレートは越川選手のブロックが来ているのが見えていたようで、空いているクロスへ打ち込むようになって、うまくいくようになりました。

筧本の手の出し方や位置取りが中途半端だったかなと感じます。

そして終盤、山本将平選手を吉岡選手へ交替しました。

この意図は、ベンチがフルセットを予期していたのかもしれませんし、吉岡選手を投入して雰囲気を替えようと思ったのかもしれません。

いずれにせよ、JTというチームは、誰が入ってもレベルが落ちないのがいいですね。各自役割をハッキリと与えられているからでしょう。

吉岡選手はデュース中でプレッシャーがかかった場面でもいいスパイクを打ち込んでいましたしね。

しかし、サーブがもったいなかったですが…。

それを言ったら、ベテランであるパナの福澤選手のデュース中のサーブはいただけませんね…私のTLでもかなりツッコミが流れていました…。

サーブが弱いんですよね…パナ。

最後は清水選手が踏ん張ってくれましたけど。

第5セット:戦力を維持しながら戦うことの大切さはJTが教えてくれた

ファイナルセットのスタメンは吉岡選手ではなく、山本将平選手でした。

やはり、吉岡選手のデュース中のサーブを見かねてでしょうか…それとも、元々そのつもりだったのか。後者だと思います。JTはもう2セット先行していますし、フルセットになったとしても最終的に勝てばいい試合ですから。

山本将平選手は、公式試合は天皇杯以来ですから約5ヶ月ぶり。しかも黒鷲は予選からずっとですし、連戦というのも久々だったですから、スタミナに不安が全くなかったわけではないでしょう。

序盤はお互い4連続ブレイクをして、接戦になりました。

しかし、パナがいくら先行しようとも、JTは凄く落ち着いているのがうかがえました。

勝っても負けても最終セット。

しかも越川選手のインドア最後の試合…これが終わったら退団してしまうという試合であっても、いつも通りだったです。

パナはというと、クビアク選手が冷静にスパイクを決めて取り返してくれるのですが、頼みの福澤選手はブロックにスパイクをまともにぶつけてしまったりしてしまう始末…。

清水選手が土壇場で難しいハイセットからスパイクを決めて意地を見せるも、淡々とピンチサーバーの安井選手のサーブに攻められたり…JTは戦力を使い切り、攻めていましたね。

パナは他に打つ手が本当になかったのかなと感じました。

セッターも替えた。スパイカーも少しは休ませた…しかし、肝心なところで勇気のある采配などはありませんでした。

bickの得意な福澤選手のバックローテーションでレシーバーを入れたりしてね…守りに入っていて、攻めていなかったですよね。

こういったところも、敗因と言えるのではないかと思います。

ただ、両チーム共に戦力のぶつかり合いという試合内容で、とても面白かったです。

戦力が足りなかったり、うまくいかなかったりする試合を観るのは観る側も辛いものです。

JTはリーグで入れ替え戦も行きましたし…最後ハッピーエンドで良かったですね。

チームの努力が報われたように思います。

パナは清水選手がもっと万全ならばというところ…清水選手は本当に休んでください。。

しかし、両チームに拍手を。

MBいましたっけと思いました…両者

この辺はね…パナはセッター交替によって少しは増えたのですが、それでも打数的にはかなり少ないですね。

JTは相手をよく見て要所でクイックを使うということはしていましたから。

MBのクイックとOHのbickを中央からの攻撃として考えると…それでもJTの方が多く使っていましたね。

もっとMBに存在感がほしいところです。

筧本選手はブロック面で悪目立ちはしていましたけどもね…。

末恐ろしい山本将平選手の能力…選手のキャリア問題

来シーズンからはJTの主力として登場してくるであろう、山本将平選手。

越川選手が退団ということで戦力ダウンかと思いきや、きちんと用意しているものですね。

とはいえ、選手が1シーズンを棒に振ってまで…振らなくてはいけない今のルールは疑問です。

女子の優勝したデンソーの石田選手も久光から移籍して1シーズン棒に振っていますしね。

あと元代表リベロの佐野優子さんもですね。

ここまでして、選手の移籍を縛らなくてはならないというのは、選手にとってどうなのか…。

戦力流出を防ぐためでしょうが、選手へのただの嫌がらせとしてしか機能していません。

もっと自由に移籍してもいいはずです…この辺はスーパーリーグ構想で改善されてほしい優先事項です。

山本将平選手のように、能力を認められてそのチームへ貢献したいと1シーズン棒に振ってまで移籍する選手もいるのですから…。

元チームが移籍を承認したら、すぐにでもリーグに出られるんですけどね…本当に、ただの嫌がらせなんですよね。

最後に…

2016/17シーズンの全日程が終了しました。

選手の皆様、チームスタッフの皆様、大会に関わった皆様、観戦した皆様、本当にお疲れ様でした。

選手生活に終止符を打ち、新たなステージへ行く選手…

退団し、新たなステージへ行く選手…

次のステージでのご活躍を祈っています。

 

私はというと、来シーズンもまたプレミアリーグ男子を追いかけていることでしょう。

選手は入れ替わりますが、Vリーグはいつの時代も盛り上がっていてほしいですしね。

そのためにも、お役に立てているかは皆目見当がつかないし、迷惑してる人もたくさんいるかもしれませんが(笑)、続けられるうちはこんな調子で続けようと思っています。

国内シーズンは一旦終わりますが、これからは代表シーズンに入ります。

バレーは年中なんですよね…まあ、こうして大会が終わるとちょっとバレーロスになりますが…。

来シーズンもバレーの試合を観ることを楽しみにしていますので、Vリーグ機構さん、よろしくお願いいたします。

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