バレーボールのミカタ

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Vリーグ16/17シーズン 東レアローズ 豊田合成トレフェルサ

プレミアリーグ男子16/17 ファイナル 東レvs豊田合成のミカタ

更新日:

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どうも。大変遅くなりまして申し訳ありませんでした。

バレーヲタのリオです。

しかも、ファイナル2戦を1つにまとめます。

というのも、私があまりに第1戦に価値を感じなかったから…。

2戦ほぼ同じように戦っていて、ほぼ同じような敗因があげられるからです。

そうでなければもうちょっと書きようがあったのですが、無理はしないことにしました。

試合結果

3/18 東レアローズ 3-0 豊田合成トレフェルサ

3/19 東レアローズ 3-1 豊田合成トレフェルサ

実況

試合のポイント:両チーム共にサーブがいいからレセプションは乱されるのは当然。そこから攻撃に繋げられるか、そしてスパイカーが打ち切れるのか

東レは両日共に安定した力を発揮していました。

ビッグサーバーのサーブの威力だけではなく、その他の選手もサーブが良かったです。

対して、豊田合成は初日はファイナル3同様何もできず、2戦目サーブの効果を上げることには成功しましたが、やはりスパイクから点が取れない。

豊田合成の最大の敗因は攻撃枚数。いつでもどこでもイゴール選手はもはや通用しない

これはファイナル6の段階でやや限界が見えていましたが、ファイナルでは如実に出てしまったなといった印象でした。

いろいろ敗因はあったかと思うのですが、1番気になったのはやはり「攻撃枚数」ですね。

イゴール選手以外の選手達がもっと攻撃に参加していかないと苦しいです。

特にレセプションが乱されたりして、ネットから離れた位置にボールがあがった時です。

パスがネット際まで返ると両MBの高いクイックがありますが、そうではなくなった時にシンプルにイゴール選手にトスを集めて勝っていくのが豊田合成のスタイル。

しかし、それができなかった場合のことも考えなくてはなりませんよね。

攻撃枚数を確保するには…豊田合成はレセプションがネットから離れると、ネット際からクイックを使おうとする

「ニアネットクイック」ですね。

両MB共にそうなのですが、クイックを打つ時でも囮の時でもネット際に走っていくのです。

セッターはそれに合わせる形を取っているのですが、ネット際にボールを持っていけない場合もあります。

というか、このファイナルに関しては持っていけない苦しい状況の方が多かったです。

それを何とかしたい…というのが1つあります。

レセプションがネットから離れた際は、それに合わせてMBが助走してほしい…というところです。

何でもかんでもネット際に走っていけば迷いはないですが、クイックそのものは使えない状況になります。

パスが返ってなくて無理矢理クイックを使ってしまい、高さが足りずに東レのMBにリードブロックでドシャットされてしまう場面も多かったです。

または、いい状態になった時に使うので、山勘でブロッカーに推測されてしまっていてドシャット…といった具合です。

攻撃枚数を確保するには、MBの助走の位置…縦の位置をもう少し工夫する必要があると感じます。

この辺は堺の出耒田選手やパナの山内選手がネットから離れてもクイックが打てるので、参考に見てみてください。

攻撃枚数を確保するには…OHがレフトオープンだけではなく、真ん中からバックアタックの助走をすること

OHのバックアタックがあるとないとでは大きく違います。

逆に東レの方が両OHはバックアタックがあるので、ディフェンスで惑わされてしまっていました。

助走するだけで、相手のMBは無視することができませんからね。

まあ、東レの場合はMBの勘に頼る部分があるので、選択肢として捨てられると苦しいのですが…。

とにかくバックアタックを使わなくてはなりませんし、そもそも走らないというのはもはや論外な域ですね。

プレミアリーグのファイナルはもはやそのレベルだということでしょう。

遅いような物足りないような…。

しかし、現実として東レのようなチームがあるわけですから、戦う方としては対策しなければなりません。

合成の場合、高松選手はバックアタックがありますが、レセプションが崩されると走れなくなってしまいます。

また、山田選手はそもそも走りもしません。この辺は謎ですが。

山田選手は大学時代はOPの選手でしたので、ライトからバックアタックを打ったりしていました。

OHとしては、レセプションやレフトのハイセットを決めるという役割だけじゃなくて、やはりバックアタックを…と試合を通して思いました。

ファイナル6辺りからもうそれが苦しかったのですけど。

ディフェンスのシステムは申し分ない豊田合成だけに、こういったオフェンス面が苦しい戦いでした。

てか、2戦目になると、MBがぴょんぴょんし始めた。もちろん機能せず…

最後は「山勘でも当たってくれ」という状態だったのでしょうか…。

そうだとすると、かなり追い込まれた状況ですね。

しかし、合成のブロックとフロアのディフェンスがほとんど機能しませんでした。

ニコ選手のライトからのスパイクのトスが速いですし、しかも藤井選手も高さを損なわずスパイカーにいいボールを届けていましたので、かなりやりづらかったでしょう。

合成のディフェンスは今のところ相手が整っていない時に自滅を誘う戦法なのです。

2戦目はさすがにサーブの効果を出すことができるようになっていました。

1セット取ることができたのは、サーブの効果が表れたことだと思います。

しかし、ディフェンスが…。

やはりニコ選手を1枚で打たせるのはいい戦法とは言えません。

ニコ選手のライトからのクロスコースはかなり幅が広いので、ブロックでコースを絞り込むことができませんしフロアも見て打ってくるのでディグも難しいです。

ですので、ニコ選手にはそもそもいい状態で打たせないという戦い方が必要でした。

それをブロック1枚でコースもほとんど塞げずに打たせるのは逆に苦しかったですね。

合成の持ち味であるラリーに持ち込んで最後イゴール選手へという形がほとんどできませんでした。

攻撃枚数が少ないのと合わせて、逆にイゴール選手をシャットアウトされてしまう状況…もう勝てる気があまりしませんでした。

悔しさをバネに来年頑張ってほしいですね。

東レは優勝おめでとうございます。しかし、今シーズンは結果が出たけど、来シーズンどうする?

今年は相手チームがほとんど対応できなかったですが、来年はこうはいかなくなる…と信じたいです。

今の状態ですと、確かに穴は少なく見えるかもしれません。

現状のメンバーで勝てる組織を作ることはできましたが、OH(米山裕太選手、鈴木選手)が共に30歳代、MBも富松選手が30歳代と若いチームとは言えません。

軸となるセッターの藤井選手、リベロの井手選手がいてくれるので安定感はまだありそうですが、「世代交代」というのはいつか迎えなくてはなりません。

東レの今後は、大きなMBを獲得していて、それを宝の持ち腐れとするかどうなのか…という部分です。
2m越えのMB、伏見大和選手・高橋健太郎選手はどう起用していくのか…。

また、レセプションについても、今シーズンは全体的にビッグサーブが脅威なチームが少なかったので、あまりやられずに済んでいました。

酷かったのがレギュラーラウンドの1月、ジェイテクト戦でしょうか。

カジースキ選手にかなりサービスエースを取られた試合でした。

あとレギュラーラウンドの最終戦の前の、JT戦も酷いものでした。

あの試合は東レはサーブが走っていたにも関わらず追い越すことができませんでしたね。

こういったサーブ強者なチームが来シーズン育ってきたらわかりませんよね。

今シーズンのチームを研究されて戦術を組まれたら、果たして東レは対応できるのかどうか。

どうするつもりなのかな…と気になるところです。

 

ともあれ、全チーム全選手全スタッフの皆様、16/17シーズン本当にお疲れさまでした。

今年も楽しませていただきました。

来シーズンも変わりなく魅了してください。

今は体を休めて、黒鷲へ向けて頑張ってください。











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