バレーボールのミカタ

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Vプレミアリーグ男子16/17 レギュラーラウンド反省会①~チーム分析編~

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どうも。バレーヲタのリオです。

毎年恒例になりつつあります。1つの節目として、反省会を書いてみようかと思います。

昨シーズンの分は以下です。

Vプレミアリーグ男子 レギュラーシーズン総括①ファイナル6へ向けて

Vプレミアリーグ男子 レギュラーシーズン総括②今季のサントリーサンバーズとバレー界の行く末

今見るとリライトしたい気持ちにかられますね…(笑)

去年からこのブログはスタートして、そこからまだ手探りの状態です。

1レグはエンジンがかかっていないチームがほとんど。チームの完成度が手探りな試合が続いた

わりとここ数年の傾向ではなかったですね。

豊田合成が特に序盤はブレーキがかかっているように見受けました。

豊田合成と言えば、監督は関係なく序盤のスタートダッシュがいいイメージなんです。

だから序盤は「あれ?どうしたの?」と思うほどに、いつもの整ったディフェンスが見られませんでした。

アジアクラブカップ選手権も出場しましたし、コンディションが悪かったのか?などと推察していました。

合成の場合はこの後エンジンがかかってくるのですが、どうもスタートが固定できずに苦しんでいるチームもありました。

堺、JT、FC東京ですね。このまま下位と上位の分かれ目となるのですが。

JTの選手はほしい助っ人選手が獲得できなかったりと苦しいシーズンだったでしょう。

1レグの思い出と言えば、新セッターをスタートから起用しているチームが多かったことですかね。

例年に比べて、新人選手がスタートから起用されているのも印象的でした。

新人賞候補に頭を悩ませることでしょうね。

パナ・山内選手、サントリー・山本湧選手、藤中選手、ジェイテクト・廣瀬選手、堺・高野選手、FC・栗山選手、手原選手が候補となっていそうです。

スパイク賞受賞の栗山選手が1歩前に出ていると思いますが。

2レグで徐々にエンジンがかかってきたチームの出現。そしてケガ人に泣くチームも

この辺は徐々に2レグで徐々に変化していきましたね。

特に序盤ブレーキだった豊田合成が盛り返してきたなという印象です。

OHに山田脩造選手を固定できたのが合成にとって大きな要素だったのではないでしょうか。

白岩選手がどうなったのか少し気になるところではありますが。

また、戦術理解が統一されたのか、いつもの整ったディフェンスが見られるようになってきました。

天皇杯優勝は東レアローズ。豊田合成連覇ならず

1レグから、「サーブがいい東レ」というイメージがそのままで、これは天皇杯優勝もあるなと思っていたところです。

互角の戦いで、最後今シーズン新たに導入されたチャレンジシステムをフルに使っての勝利。

身のある戦いだったでしょう。

東レも完璧ではないのでしょうが、他のチームと比較してケガ人が多く出たというわけではないですし、安定感を見せつけていると思います。

合成が盛り返したといっても、やはりエンジンがかかるのが少し遅すぎたようにも思います。

2レグ中盤そして天皇杯では、パナがクビアク選手と清水選手を両方欠くという事態にも見回れました。

パナは1レグで首位独走といい状態が続いていただけに、苦しい状況に追い込まれましたが、リザーブが出ても大丈夫なようにチームを作っていたとは言えませんでした。

ケガ人が出て初めて準備をしたのではないでしょうか?

ディフェンス面でもクビアク選手の穴が大きく、なかなか埋められずにいました。

クビアク選手がレセプションやディグだけではなく、ハイセットなどもいいボールをスパイカーに提供していたからですね。

そこに頼りきっていては、クビアク選手がいなくった時に苦しいわけです。

大勝負になった3レグ。豊田合成が勢いづいて、そのままレギュラーラウンド1位通過を決めた

3レグに入ると、それまであまり動きがなかった順位が変動するようになりました。

ケガ人を多く抱えるパナは負けが込んでいきました。

そこで浮上してきたのが、昨年末の天皇杯で盛り返してきた豊田合成でした。

この勝ち点制となってから、首位を独走したチームがそのままレギュラーラウンド1位を獲得するケースばかりだったので、今年のようにもつれるのは初めてでした。

豊田合成の1位通過は最終週にもつれましたが、劇的な勝利で幕を閉じました。

最後の最後に詰めてくる辺りは、昨シーズン優勝チームだけあって、勝ち方をよく知っているチームになりました。

東レは勝ち星をキープできていましたが、肝心な最終週にJTにストレート負けしたのが手痛い1敗となりましたね。

ここで勝ち点3を取れていれば、1位通過もできたかもしれません。

また、ファイナル6最後の椅子の争いは堺とJTにしぼられました。

JTは最終週に東レには勝てたものの、最後はようやくレギュラーラウンドでチームとしての形ができてきたFC東京に負けてしまいました。

堺は辛くもファイナル6行きを決めました。

3レグに入ってから、レギュラーシーズンは激動だったなと振り返ってみると思います。

昨シーズン入れ替え戦から浮上したサントリー。好調をキープしていたジェイテクト

サントリーは見違えましたね。

リベロの酒井選手を獲得したのが昨シーズン、その後チームにフィットしてきた面が大きいと感じます。

酒井選手は国内では指折りのリベロですので、彼の能力を引き出さない手はないですからね。

昨シーズンはいくらリベロがうまくても、ディフェンスがブロックとフロアで連携することができず苦しんでいましたが、今季は見違えました。

特に天皇杯に入ってから、徐々にブロックとフロアのディフェンスが連携するようになっていきましたね。

他、頼みの綱はセッター交替がうまくいくかどうか…という心配がありましたが、年明けから盛り返していきました。

チームの中で、選手が自分の役割を認識し、コートに入った時にはそれをパフォーマンスとして出すことができるというのは、見ていてとても気持ちがいいチームですよね。

ジェイテクトもカジースキ選手が2年目となり、優勝を目指しているチームらしくなってきました。

序盤は快調で、下位チームを寄せ付けない強さがありました。

しかし、後半になってくると選手に疲れが見え始めました。

もっと選手を交替させながら長いシーズンを乗り切らなければ、苦しくなるかと思います。

OPが結構深刻に見えます。

古田選手が基本なのはいいのですが、もっと清野選手を起用しながら戦えれば、古田選手の体力は温存できたかなと。

昨シーズンまでMBだった袴谷選手がOPで登録されていたので気になっていたのですが、OPとしては起用されずブロッカーのみなのも気になります。

もっとサーブを打たせてもいい選手ですし、OP起用はアリだと思っていたのですが。

元全日本代表コーチのアーマツ氏を獲得した辺りも本気度を感じるのですが、打開策がもっとほしいところです。

状況が苦かった下位チーム

堺ブレイザーズ

堺は監督が変わったという変化がありましたが、それ以上に苦戦しているのはまともなシステムがなくて選手がコート内で迷っている状況だったということですね。

ハイキュー!!にも出てくる「同時多発位置差(シンクロ)攻撃」は見る影もなくなりました…。

しっかりした基盤となるシステムがあれば、選手がコート内で迷ったりしません。

やはり誰がどのボールを取るのかなどはしっかり決まっているチームのディフェンスがいいのです。

堺には見た感じどうもそういったシステムがなく、選手達の個々の判断に任せているような状況です。

これでは困った時にどう動いたらいいのか、選手達が迷い出します。

今シーズンが最後であるはずの石島選手が年明けからフェードアウトするなど、不振もありますし…。

今シーズン限り退団ということが言われていても、よほどのことがない限り最後まで務めますよね。

本当に何があったのか、謎で仕方がありません。

JTサンダーズ

獲得予定だった助っ人選手が体調不良で来られなくなったり、他チームより引き抜いた選手がVリーグ機構の選手に不利なルールにより出場停止状態が続いていたり、JTの場合は「駒不足」が響いた印象でした。

パズルのピースをシーズン前に全てそろえることができなかったという面はありますね。

どちらも不慮の事故のような状況だったのですが、それによってシーズン自体が厳しいものとなりました。

ここまで苦しいのを見たのはヴコヴィッチ監督と越川選手を招聘してから初めてですね。

両者がチームに入ってから一気に優勝に食い込むチームになりましたから。

来年は越川選手もいなくなってしまいますし、ヴコヴィッチ監督の契約も気になります。

替わりにやってきたルブリッチ選手には酷でしたが、もうちょっと戦術にフィットすればなという面もありました。

入れ替え戦に行ったチームは来シーズンで盛り返してくるチームが多いので、期待したいところなのですがどうなることやら。

1番期待な山本将平選手がフルで出場できるようになれば即戦力でしょうし。若い吉岡選手も定着しましたし、いい選手です。ベテランの八子選手・安井選手もいますし、OHはやっていけるのでは。

ルブリッチ選手は1年契約とどこかで読んだので、新助っ人のスカウトも気になります。

きっと来シーズンにはまったく別のチームが出来上がっているような気がします。

ともあれ、レギュラーラウンドはお疲れさまでした。

入れ替え戦は是非ともプレミアの椅子を死守していただきたいですね。

FC東京

レギュラーシーズン最終週がベストゲームでしたね。

年明けから徐々に盛り上がってきているとは思っていましたが。

新人のMB栗山選手やS手原選手が躍動していて、勢いがあってもそれがなかなか勝ち星に恵まれなかったレギュラーラウンドでした。

今季入る前に選手の入れ替わりが多かったので心配はしていましたが。

新助っ人のペピチ選手は、確かに日本での滞在が長いですが、チームが彼の能力を発揮できるようになるまでは時間がかかった印象でした。

ベンチが迷っていたのはセッターの起用ですかね。

最終的に勝ち星が上がったのは山田選手が務めてからになります。

けれども、MB栗山選手のクイックを活かしたのは新人セッターの手原選手の方で、彼のクイック多用がなければ最近のチームの基盤ができなかったと思います。

いろいろな過程を経ての年明けのチーム力アップだったと考えています。

エースの手塚選手は昨年末までは通年よりも好調に見えたので…チームが好調の時に手塚選手はガス欠するという惜しい結果になりました。

彼も120km/h級のビッグサーバーなので、最後まで続いてくれればなと思うところがあります。

来シーズンは今シーズンのチームをベースに序盤から突っ走ってほしいですね。

ともあれ、レギュラーラウンドはお疲れさまでした。

入れ替え戦は頑張ってほしいです。ゲスらないように…!

珍しく目を引いた個人賞

私は数字で選手の能力を評価することをディスっているので、基本的に個人賞には興味がないです。

ですが、今シーズンは違いました。

参考:2016/17 V・プレミアリーグ男子大会 V・レギュラーラウンド最終結果・個人賞受賞選手決定のお知らせ
スパイク賞にFC東京の栗山英之選手が選ばれました!

アタック決定率が1位だったんですよね。これは意味がある受賞だと思っています。

なぜなら、彼は「コミットしても止まらない11」…1stテンポのクイックを打つ選手なのです。

テンポについては、ハイキュー!!を開きましょう。

コースの打ち分けもそうですが、特に相手のブロックを見ながらブロックアウトを取る技術もあります。

栗山選手以外にも高いクイックを打つ選手はプレミアに何人かいますが、彼ほどブロックを利用するのがうまいMBは現在いないと感じています。

ハイキュー!!の日向も、ブロックアウトの技術を身に付けますよね。ブロックを利用するようになります。

まさにリアル・ハイキュー!!です。

個人的には、リアル・ハイキュー!!はVプレミアにも存在したのが嬉しい

栗山選手のクイックもそうですが、サントリーやパナのクビアク選手がやっていた「デディケート・シフト」、豊田合成の「バンチリードブロックを採用したトータル・ディフェンス」など、リアル・ハイキュー!!がVプレミアにもありました!

私はレギュラーラウンドのほとんど全ての試合を見ていて、「これは!」というものが発見できた時は記事で紹介してきました。

合成の「トータル・ディフェンス」はお馴染みですが、他にはないかもしれない…とシーズンが始まる前には思っていました。

お見それしました。

堺から「同時多発位置差攻撃」が消えたことが唯一残念な点ではありますが。

まあ、正確にはハイキュー!!で出てくる戦術はリアルにバレーボールで使われているものがほとんどで、その中で現在世界からおいてけぼりの日本は採用しているものがまだ少ないのです。

「目をつぶった変人速攻」とか、「マイナステンポのバックアタック」とかはほとんど見たことがないですけどね。あれくらいで。

しかし、年々プレミアリーグのレベルは上がっています。

最近はもう「いい選手を集めているだけでは勝てない」「外国人監督・コーチや助っ人とのコミュニケーションで選手自身が英語を話す」くらいのレベルまで来ています。

バレーの選手達というのは、大半が体育会系で一応大卒がほとんどなんですがバレー一筋で英語は…という選手が多いんですけども。

今後は「英語必須」くらいになってくるかもしれませんね。

男子バレーにおいては、そんな時代の波というのか、うねりを日々感じています。

「いい選手を集めているだけでは勝てない」というのは、ただ個々の選手の能力で勝負するのではなく、コート内の6人が戦術的に連携してプレーするようになっているということです。

選手個人の能力だけではなく、チーム全体の戦い方で勝つ方向にシフトしています。

その辺はまだチームごとに差があるのが問題ですがね。

今後次第といったところでしょうか。

 

今シーズンはまだまだこれから決勝です。

どこが優勝するのか…それだけは予想でしかありませんが、名勝負がまだまだ残っているかと思うとワクワクします。

私はバレーボールを観るのが本当に好きですし、今後も楽しみにしています。

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