天皇杯2016 準決勝 東レvsサントリーのミカタ – バレーボールのミカタ

天皇杯2016 準決勝 東レvsサントリーのミカタ

続いて、いろいろ思うことがあったこの試合です。

試合結果

東レアローズ 3-0 サントリーサンバーズ

実況

試合のポイント:敗因はいろいろあるが、何からツッコミを入れたらいいのかわからない

東レについては、相変わらずサントリーの攻撃を凄く研究していましたね。

そしてとても割り切ったディフェンスをしていました。

恐らく、「ジャン選手にはある程度打たれても仕方ないが、柳田選手・藤中選手は確実に封じる」といった具合に。

その狙いをブレずにチームとして取り組んでいました。

例えば、サーブをジャン選手の近くに打ってレセプションを乱す→ハイセットをレフト側にいる選手に打たせる→ブロック

ということを、とてもよくしていました。

セットは相変わらず「ぶん投げトス」でしたが、それでもサントリー側がコート内でつまずいていましたからね。

オフェンス面はともかく、サーブとディフェンスが連携していてチームとして戦えていたところが良かったです。

対応できなかったサントリー

うーん…。

いろいろな要素がありすぎて、「これ」というのがありません。

  • 1セット序盤にディフェンスが良かったのに、途中からMBが推測に頼ってブロックを跳び始める
  • ブロックは抜けてもブロックのおかげでディグは上がっていたのに
  • そこからのトス→スパイクまでが序盤うまくいってなかっただけで
  • 柳田選手へマークが厚いけどジャン選手へは1枚ブロックだったりしたのに、OHにトスを集める
  • サーブが来ない
  • ジャンプサーブで取られた分は取り返したかった
  • 2セット途中スパイクが決まらない場面から、山本湧選手が迷い始める
  • セッターはクイックやbickに対して、トスがスパイカーへ優しくなくなる
  • 藤中選手が空気になる
  • 2セットで山本湧選手の限界を感じたが、状況の悪化を恐れてベンチは交替する勇気がない
  • とはいえ、今の戦力でセッター替えて状況を打開するのは確かにとても難しい
  • 柳田選手→栗山選手へ
  • 空気になっている藤中選手を替えたかった
  • こうなると、もう全てが後手に
  • 酒井選手を投入するも、ディフェンスが改善されず

といった感じだったかな…。

ディフェンスも全員で戦えず、オフェンスもセットが安定しないが交替できないという八方塞がりな状態でしたね。

しかし、どうにもこうにも「今いる戦力で戦っていくしかない」わけです。

うーん…。

セッターとしてはあまり誰かにボールを集めたくはないのかもしれません。

見てる側は確かにいろいろな選手が打っていく方が面白いですし、東レが対応してジャン選手もいつかはシャットされて苦しくなるでしょう。

しかし、ジャン選手へのマークは薄く、スパイクは決めやすい状況だったかと。

そこを割り切ってジャン選手へ集めることはできなかったのかなーと思うと…。

勝ち方にこだわりがあるのかなとも思います。

この1つ負けたら即ゲームオーバーなトーナメント戦でそれをすると、こうなっていまいます。

OHについてもそうで、○○選手が出場しないとという勝ち方にこだわっていると、こうして負けてしまうと思うんですよ。

しかし、今の状況で山本湧選手に全て背負わせるのはさすがにかわいそうです。

年末年始で改善どころの話ではないわけですが…根が深い問題になってしまっています。山本湧選手の成長待ちにするしかないのかなというところが苦しいです。

チームとして戦えている東レと、最後まで徹底できなかったサントリー…になってしまいましたね。

東レは決勝ですが、藤井選手のトスが…と思ってしまうことも多かったので、慌てずに落ち着いてほしいです。