Vプレミアリーグ男子第2週 11/7

11/7
サントリーサンバーズ0ー3豊田合成トレフェルサ
ジェイテクトSTINGS3ー2東レアローズ
FC東京2ー3堺ブレイザーズ
JTサンダーズ3ー2パナソニックパンサーズ

サントリー相手にも豊田合成の強さが揺るがず

今季の合成はどこを相手にしても安定した強さを発揮してくるところがいいですね。特別なことはしていないんですがね。今年はWSが強いですかね。イゴール選手以外もトランジション・アタックを決めてきますから。そこがなくてイゴール選手頼みになってしまうと合成が苦しい場面になりますから、サーブで崩して攻撃枚数を減らしイゴール選手にハイセットをセットアップさせるというところに持っていかなくてはなりません。サントリーにそれができたかというと、やはりできていませんでした。サントリーはまだコート内がバタバタしてしまうようです。チームが出来上がっていないんですね。SとWSが特に、誰で行くかいろいろなパターンを模索しているように見えました。元々高火力ですから、OPのエバンドロ選手以外でも攻撃力は十分あるので、WSがいかに稼げるかが問題になりそうです。去年はエバンドロ選手と栗山選手が柱で、他の選手も打ちますがそこは確実に決めていくという場面でしか使われていなかったので、2人の選手が難しいセットを打ち切ることで点数を稼げていたと思います。今年の場合は攻撃力がある柳田選手が加入したのですが、柳田選手がレセプションをかなり上げなければ攻撃に繋げられないし柳田選手もあまりスパイクに入れないから乗れないというのが見えてきました。エバンドロ選手、栗山選手、柳田選手と3人がスパイクを決められれば高火力も活かせていいのではと思うんですがね。次の日エバンドロ選手が怪我をしてしまったので、今週どういうスタートで来るのか気になるところです。

途中苦しむもメンバーチェンジで乗り切ったジェイテクト。押しきれなかった東レ

ジェイテクトは火力高めですが、東レに2セット取られた段階で勝負を変えてきました。OP古田選手→清野選手、WS高橋和人選手→浅野選手と入れ換えを行いました。そしてサーブで攻めるバレーを展開してきました。この日はカジースキ選手が序盤からスパイクをよくしていました。乱された時にハイセットは古田選手とカジースキ選手がこなしていて、他の選手もラリー中にどんどん使ってきます。そこに浅野選手が入ると攻撃的布陣と言えると思います。浅野選手がレセプションしながらもどんどん攻撃に参加してくるので、東レが焦って止めようとしてタッチネットしていたりしました。高橋和人選手は守備がいいので、いると守りの強いチームになります。清野選手がOPに入るパターンは初見だったのですが、サウスポーでスパイクも強烈でした。古田選手は右打ち、清野選手は左打ちでしたし初戦は打たなかったので、東レにとってもイレギュラーな交替をされて焦ってしまったのはあったかと思います。それでもシンプルにサーブで攻めて、崩してブロックするというパターンができれば勝てたかも知れなかったのですが、なかなか厳しい試合となりました。特に3セット以降のジェイテクトのサーブが良くて、東レが攻撃をうまくできなかったのも敗因だったと考えられます。助っ人のニコ選手がチームにとてもフィットしていて、サーブにスパイクに巧く決めてくれるので助かっているのが東レのいい印象でした。東レはブレイク先行されてしまうと立て直せずにずるずるとセットを奪われてしまうので、点差が離れていない段階でブレイクできるようなサーブを仕掛けていきたいところです。

これぞサーブの殴り合い、FC東京対堺

次の日を見て、堺の石島選手は相当調子がいいなと思ってはいたのですが、前日からでした。1セット目からサービスエースを連続して取っていたり、絶好調でした。FC東京もビッグサーバーが多く強いサーブを堺に打ち込んでいたので、この試合は「サーブの殴り合い」と呼ぶに相応しい内容となりました。FCはビッグサーバーのOP手塚選手でできるだけサービスエースを量産したいところですね。岡崎選手も連続して取っていたので、かなりブレイクできていました。大量リードできればそのままセットを取り切れるのですが、大量リードされてしまった時にどうやって追い付くのかというのが課題になりそうです。かなり離れた場合はそのセットを諦めるので仕方がないと思うのですが、ファイナルセットもブレイク先行されただけで迷いが出てしまうのか攻めきれないので、ブレイク先行されても動じないメンタルが重要になってきます。東レと似たような課題が見えました。堺は同時多発位置差攻撃がうまくいかないとそのラリーでコート内バタバタしてしまう場面があるので、大量リードされてしまいました。まだ烏野のようにうまくはいかないようです。試合をしながら、その辺は積めなければならないと思います。セッターも佐川選手と今村選手とどちらで行くか迷いがあるようです。佐川選手は運動能力が高くてどんなところからでもセットアップしていくのが魅力ですが、まだセットが安定しないのと使いどころがうまくいかない場面が多いです。今村選手は経験豊富で引き出しが多いところが魅力ですが、ボールコントロール面に不安があります。どちらかで試合を立て直せれば勝つことができますが、そのまま復活せず負けてしまうところがあるのが問題です。サーブがいいのが救いですね。

接戦、だがしかし…JT対パナソニック

サーブのいいJTですが、この日はビッグサーブはあったのですが、あまり連続ブレイクを物にすることができず苦しみました。パナソニックもまた、サーブで崩すことはわりとできていたのですが、その後のディフェンスやトランジション・アタックの精度が良くなったです。こちらは決め手がなくズルズルとフルセットにいってしまったパターンです。パナはダンテ選手は次の日に見たときと変わらず凄かったのですが、他の選手…特に清水選手のスパイクの調子が上がってきませんでした。セッターは代表の時と同じ深津英臣選手ではあるんですが、上げているトスの質は全く違っています。パナではダイレクトデリバリーの直線的な速いトスに変えていて、清水選手はそれだと打ちづらいのではないでしょうか…。清水選手は代表の時はふわっとした高めのトスでブロックを見ながらコースに打っていたのですが、今はブロックは全く見えずに打っていてシャットアウトが多くなってきています。ダンテ選手は直線的なトスでもその場で飛んで打ち込んでくれていますが、ダンテ選手に全て合わせるのでは他のスパイカーが活きないような気がします。パナの両MBもクイックは打つんですが、ほとんど手にヒットせずフェイントばかりでした。フルセットまでいってファイナルセットを見ていても、結局はスパイカーが打ちやすいトスを供給できたJTに軍配が上がっています。JTはトランジション・アタックを最後確実に決めることができたので勝てたのです。調子が決して良くないJT相手にフルセットで負けるなんて取り零しもいいところだと思います。ここは勝ちたかったです。しかし勝てないのがパナの現状なのかなとも思います。ディフェンスも意図がよくわからない布陣を敷いたりとか、もっと他にやることはあるはずですよ。代表メンバーが多いのに、これでは先行きが思いやられるので改善していってほしいものです。まずはスパイカーを活かすところからですね。

バックアタックが増えてきた

いわゆるパイプ…ではなく、bickも増えてまいりました。これは嬉しい限りです。やはりバックからでもどこからでも攻めたもん勝ちです。バックからでもツーでスパイク打っちゃえ!といった姿勢は個人的にとても好きであります。「もっとやれ」と思います。真ん中からのクイックとbickは1セット中にもっとあってもいいと思います。高い打点で打てていれば、ブロックでシャットアウトされる可能性が少ない攻撃だからです。男子なのでレシーブでもそうそう拾えませんし。bickが捕まるケースは、打点が低いかブロッカーが予測して飛んでいたなどの原因がありますけども。
今後もそういったところ、見所満載なので観戦を続けたいと思います。

では、今週末まで!